2016.08.08 Mon 更新

おしゃぶりを使うと歯並びが悪くなるって本当?おしゃぶりと歯並びの関係

赤ちゃんにおしゃぶりを与える方もいらっしゃると思いますが、おしゃぶりをくわえさせると歯並びが悪くなるといわれています。本当に歯並びが悪くなるのでしょうか?おしゃぶりと上手に使いこなす方法をご紹介したいと思います。

口寂しい時などに新生児用のおしゃぶりを与えてあげると、赤ちゃんによりますが機嫌が良くなる場合があります。
おしゃぶりは赤ちゃんの口元を刺激し吸う行為でリラックスをうながすホルモンを分泌し、精神的に安定します。
なので、おしゃぶりにはメリットもあります。

出生してから1ヶ月の新生児は、非常にお腹を空かせやすく、時間は関係なくミルクを欲しがります。
また、おむつの気持ち悪さに泣だしてしまいます。
お母さん、お父さんは対応に追われ睡眠時間を削られてしまうことがあります。
そこで、新生児用のおしゃぶりが活躍するのです。

そもそも、おしゃぶりの必要性は?

寝ている時に使うなどで、長期間使用することで歯の噛み合わせが悪くなるなどの悪影響が重視されました。
乳歯が生えてくる時に伴って(しゃぶる指やしゃぶり方によっても異なりますが)長時間しゃぶる行為が続けば、続くほどに歯並びや噛み合わせへの影響が出やすくなることは事実です。
欠点としは習慣性がつきやすく、長時間使用すると噛み合わせが悪くなり、子供が泣いている理由を考えないで使用することです。

おしゃぶりは歯並びが悪くなる?

おしゃぶりから中耳炎に?

おしゃぶりの使用は、口にくわえることで手に掴んでも口へ持っていくことができず、このような学習の機会が奪われているのです。
赤ちゃんに対して親が何か働きかけても、声を出すことができないので発達に必要な機会も失われる可能性もあります。

歯並び以外にも気をつけたいこと

しかし、上記であげたように歯並びが悪くなるなどのデメリットがあります。
それらを考えると生後6ヶ月まではおしゃぶりを与えてあげても良いと思われます。

おしゃぶりと上手に付き合うには?

哺乳瓶と同じく、おしゃぶりのゴム乳首は母乳の吸い方以外の舌の動きを覚えてしまうので避けたほうが良いでしょう。
ゴムの乳首と同様、おしゃぶりは乳頭混乱(ミルクを好んで飲み、母乳を嫌がること)を誘発することがあります。
母乳で育てたいお母さんは、なるべく使わないほうが良いでしょう。

母乳を吸わなくなることも…

瓶哺乳やおしゃぶりをしている赤ちゃんは急性中耳炎にかかる可能性が高いそうです。
おしゃぶりについてしまった微生物が鼻に入ってしまい耳まで行ってしまうと、中耳炎になってしまうこともあるようです。

おしゃぶりを使用することで1番考えなければいけない事があります。
それは赤ちゃんがおしゃぶりに「依存」してしまうことです。
おしゃぶり依存症になってしまうと、乳児を過ぎてもおしゃぶりが取れないというケースがあります。

いかがでしたか?
おしゃぶりにはメリット、デメリットが存在します。
お母さん、お父さんはおしゃぶりを与えるのであれば、時期をよく考えて与えてあげましょう。

しゃべり始めたり、言葉を覚える1歳過ぎには、おしゃぶりは身につけず常時使用はやめましょう。
ハイハイを始める頃が、おしゃぶりを卒業するには理想的な時期です。
ハイハイするようになると、赤ちゃんは自発的に情報や言語を集め始めるからです。
おしゃぶりを使ってる間も声をかけたり、一緒に遊んだりしてコミュニケーションを大切にしましょう。

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