2016.08.09 Tue 更新

子宮奇形とは?原因や割合は?気になる疑問をまとめました

女性の5%程度に見られる、先天性の子宮の奇形のことを「子宮奇形」といいます。 珍しいものではありません。 自覚症状はなく、目に見える場所でもないので、分かりにくいものです。 今回は「子宮奇形」についてご紹介します!

双角子宮

独立した子宮が2つあり、重複している状態です。
膣や子宮口も分かれています。
片方の子宮が正常である場合は、正常な方で体外受精などが可能です。
そのため、特に手術などを行わない場合も多いです。

重複子宮

子宮奇形とは、子宮の形が本来と異なる状態のことです。
通常の子宮は洋梨が反対向きになったような形をしています。
ですが、身体がつくられる過程で異なる形になってしまうことがあるのです。
そうして「子宮奇形」が出来上がります。

形状によって呼び名が異なり、は大きく6種類に分かれます。

子宮奇形とは?

子宮の形は一般的な子宮と変わりませんが、内腔に壁ができていて2つに仕切られている状態の奇形です。
早期流産や早産を引き起こしやすく、不育症になりやすいそうです。

中隔子宮

子宮がハートの形に見える子宮奇形です。
不妊症や妊娠できても流産してしまう原因になりやすいため、手術をすることが多いです。

子宮の上部が弓の形にくぼんでいる奇形です。
日本人女性に多いと言われています。
検査でわかりづらいですが不妊や流産の原因にもなりにくいため、気付いていない方が多いです。

弓状子宮

子宮奇形の割合

子宮は逆三角形に近い形で左右の卵管とつながっているのですが、片側だけしか繋がっていない子宮です。
子宮が通常の大きさの半分ほどしかないのが特徴的です。
手術で治すことは困難だと言われています。

単角子宮

子宮奇形は女性の4~5%に起こる可能性があります。
自然妊娠が可能ですが、帝王切開になる事も多いようです。
個人差があるので、医師の判断によっては自然分娩となる場合もあります。

子宮奇形の原因

子宮奇形が起こる原因は、赤ちゃんがお腹の中で成長する過程にあります。
子宮は、お腹の中にいる胎児の頃にミュラー管と呼ばれる臓器が左右からくっついて子宮になります。
ですが、その過程で成長が止まってしまうため、奇形を起こしてしまいます。
妊娠・出産が原因で変化するわけではありません。

子宮奇形の診断方法と治療

子宮奇形の診断では、超音波検査にMRIや子宮卵管造形検査等が行われます。
尿管や腎臓に合併症が見られないかも合わせて検査することがあります。

子宮奇形が不妊の原因となっている場合は、治療が必要となることがほとんどです。
不妊の原因が子宮奇形にあるというわけではありませんが、ほかに原因が考えられないとき治療には踏み切ります。

中隔子宮の場合、妊娠は出来てもその後の流産や早産の可能性が高くなってしまうというリスクがあるので、治療が必要になる場合が多いです。
治療は成形手術です。お腹を切って子宮の形を整えます。または、腹腔鏡補助下に行います。

赤ちゃんへの影響は?

妊娠中に子宮奇形が判明し、妊娠継続している場合、手術は必要ありません。
子宮奇形で一番多い「双角子宮」や「中隔子宮」の場合は、流産や不育症の原因になりやすいです。
そのため、手術を勧められることがあります。単角子宮の場合には形成手術はできませんが、ちゃんとした管理下であれば無事に出産することもできますよ。

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