1.基礎体温が2相性(※にそうせい)になっている
2.低体温と高体温の温度差が0.3度以上ある
3.高温期が10日以上ある
(※一般的な基礎体温は、月経開始後2週間ほど低温期が続いた後、次の月経開始まで2週間程度、高温期が続くような曲線を描きます。この体温の変化を「2相性」といいます)
妊娠するには必要不可欠である排卵が、きちんと行われているか判断すべきポイントは3つあります。
基礎体温で排卵されているのが分かるか?
女性の基礎体温はホルモンバランスの変化によって、一定のリズムを刻むとされています。
そのため基礎体温の変化をみれば、排卵日がいつなのかわかります。
排卵日は高温期の時期、つまり基礎体温が上がっている時が排卵日と言えるでしょう。
個人差はありますが、低温期と高温期の温度差は平均0.3度以上です。平均で低温期は36.00度以上で、それプラス0.3度上がれば高温期の正常な体温となります。
また、37.8度以上になってしまった場合は、高温期ではなく発熱です。自分の基礎体温を常に測り、どれくらいのズレがあるのかをきちんと把握しておきましょう。
基礎体温と排卵日の関係性
・冷え
・ストレス
・自律神経の乱れ
・感情の変動が激しい
・情緒の乱れ
・黄体ホルモンの分泌がスムーズでない
・排卵していない
2相性にならないタイプは?
上記の3項目がすべて当てはまる人は、まず正常に排卵があると考えていいと思います。もし1項目でも当てはまらない項目がある方は、一度産婦人科で検査を受けてみましょう。
低体温が21日以上ある場合
月経が28日周期できちんと来る人は前回の月経開始日から14日後が、低温期から高温期に変わるタイミングと考えられます。
低温期は月経周期の長さによって異なりますが、高温期は約2週間とほぼ決まっていますので、月経周期などの個人差はありません。
月経が規則正しく28日でくる場合
基礎体温から予測出来る排卵日はいつなのか?
2~3ヵ月様子を見てそれでも高温期がない場合は、排卵をしていない無月経排卵(むげっけいはいらん)、
もしくはホルモンのバランスが乱れている黄体機能不全(おうたいきのうふぜん)の可能性があります。
その場合は一度、産婦人科医に相談することをオススメします。
低温期が長くても高温期が安定していれば問題がないと言えますが 低温期が長いということは月経から排卵までの期間も長いと考えられます。
排卵の機会が少なく妊娠しにくい体質だと言えるでしょう。一般的に低温期が21日以上と長いケースや高温期が短い原因に、
身体の冷えなどからくる子宮や卵巣の生殖機能の低下が考えられます。また、加齢の影響で低温期が長くなるという原因も考えられます。
排卵日検査の出来るものを使う
超音波を使用した検査では、「基礎体温が上昇し始めた1~3日間に約75%の排卵が起こると」言われています。
つまり、「低温期の最終日から高温期に入り始める3日間のうちに排卵がある」と考えるべきなのです。
もし妊娠を考えているのなら、この3日間の間にパートナーと妊娠の機会を持てば、妊娠の確率が上がるでしょう。
基礎体温のグラフで次の排卵日を予測する
基礎体温を測って排卵日に備えましょう
排卵日検査出来るものとは主に以下2つがあげられるでしょう。
排卵日検査薬 / 排卵日チェッカー
今や色んな商品が発売されていますが、口コミや周りに実際に使用した方がいる場合は話を聞く等して、
是非自分に合った商品を選んで下さい。
基礎体温にも個人差があり、また体調の変化などできちんとした2相性が見られなかったりする場合はあります。
ただ、基礎体温からホルモンバランスの異常などが分かります。
基礎体温を付けることは自分の体調をきちんと知るためにはとても大切です。
自分の基礎体温の違いに気づいた際には、一度産婦人科医に診てもらい自分の体を知るきっかけにしましょう。