2016.08.09 Tue 更新

妊娠中だけどチョコレートって食べていいの?メリットとデメリットをご紹介!

女性の好きなお菓子ランキングがあったら上位にランクインするであろう「チョコレート」。 チョコレートは妊婦さんの体にとっていいの?悪いの?と話題に上りやすい食べ物の1つで、一般的に妊娠中はチョコレートを摂取するのは控えた方がいいとされています。 今回は「妊娠中のチョコレート」についてご紹介します!

アメリカの大学が、チョコレートには妊娠高血圧症候群を予防する効果があると発表しています。
中でも、ビターチョコレートを食べた妊婦さんは妊娠高血圧症候群に対するリスクが大きく下がったそうです。

妊娠中期になってから現れる高血圧を伴う妊娠高血圧症候群。
妊婦さん20人の1人(全体の5%ほど)が発症すると言われています。
妊婦さんの高血圧は、さらなる合併症を引き起こしたり、胎児に十分な栄養が行き渡らなくなる可能性があります。
そのため、日頃から予防に努める必要があります。

妊娠高血圧症候群の予防

一般的に妊娠中はチョコレートを摂取するのは控えた方がいいと言われているから…と、チョコレートを我慢している妊婦さん!
嬉しい事が分かりましたよ。チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれる成分が、母体にも胎児にもよい効果を発揮するそうです!
チョコレートを食べるメリットは以下の通りです。

妊娠中にチョコレートを食べるメリット

満腹中枢を刺激

カカオに含まれているカフェインには、リラックス効果やストレス軽減効果のある物質、「テオプロミン」があります。
また、チョコレートの香りは集中力や記憶力を高めてくれる効果もあるそうです。

リラックス効果

チョコレートの原料であるカカオ豆は食物繊維が豊富です。
それだけでなく、チョコレートにはタンニンやポリフェノール、カカオバターなど便秘解消に効果がある成分が多数含まれています。

便秘の解消

妊娠中にチョコレートを食べるデメリット

フィンランドのヘルシンキ大学が「妊娠中にチョコレートを食べるとよく笑う赤ちゃんが生まれる」という実験結果を発表しました。
チョコレートを食べることによってママのストレスが少なくなって、フェニルエチルアミンという気分の高揚を促すホルモンが分泌され、赤ちゃんに影響を及ぼすからだと言われています。

赤ちゃんがよく笑う

チョコレートを食べると血糖値が上昇するため、満腹中枢を刺激します。
満腹中枢が刺激されるため、食前に食べると食べ過ぎを防ぐことができます。
糖分の低いビターチョコレートを選ぶようにすると、効果を感じやすくなりますよ。

カフェインを大量に摂取すると、死産のリスクがあがってしまいます。
胎児の発育を阻害する可能性が高くなります。
また、妊婦さんだけでなく、カフェインを大量に摂取し続けると高血圧のリスクが高くなる・骨粗しょう症になりやすいということもあります。

カフェインの過剰摂取

次にデメリットです。
良い面があれあ、悪い面もあります。

ホワイトチョコレートも、カカオマスの主成分であるココアバターにミルクと砂糖を加えて作られています。
カフェインは含まれているのでご注意ください。

チョコレートの原材料のカカオ豆にはカフェインが含まれています。
カカオの濃度によってカフェインの含有量が異なります。
チョコレートに含まれるカフェインは、コーヒー1杯の6分の1程度と少ないです。
ですが、原材料に「カカオマス」と記載されていた場合はカフェインが含まれているので注意しましょう。

高カロリーで、脂肪と糖分の過剰摂取に

チョコレートには糖分や脂肪分がたっぷり含まれているため、食べ過ぎは体重増加や肌荒れや口内トラブルが起きてしまいます。
また、チョコレートの食べ過ぎは糖分の摂りすぎにつながります。
糖分の摂りすぎは血糖値をあげてしまうので、妊娠糖尿病に注意が必要です。

いかがでしたか?
「ビターチョコレートを食べること」が、妊娠高血圧症候群の予防をはじめとしたメリットに繋がることが分かりました。
メリットがあるから…と言って食べ過ぎないようにしましょう。
適量を食べてくださいね。

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