2016.08.13 Sat 更新

羊水検査って?いつからいつまで受けられる?気になる疑問をまとめました

羊水検査は、出生前診断で行う検査の1つです。 どんな検査なのかを簡単に言うと、羊水で先天性疾患の有無を出産前に調べるというものです。 倫理的問題で何かと話題になる診断でもあります。 今回は「羊水検査」についてご紹介します!

1.超音波検査(エコー)で心拍、発育状態、羊水量、胎盤の位置を確認します。
2.お腹を消毒し、エコーを見ながら細い注射針を刺して羊水を約20ml採取します。
3.傷を消毒して絆創膏を貼ります。
4.再度エコーで確認し、30分ほど安静。
5.異常がなかったら、帰宅します。

検査方法

日帰りで行われ、採取する羊水の量は、20ml程です。
健康保険が適用されませんので、実費の自己負担で行います。
費用は病院により異なりますが、10万~16万円くらいです。

妊娠中に赤ちゃんの部屋である、子宮内を満たしている液体が羊水です。
胎児はこの液体の中で育っていて、この羊水内には胎児の細胞が含まれています。
羊水検査では、子宮内を満たしている羊水を体外から穿刺採取して検査し、胎児の染色体、遺伝子異常の有無を調べます。
検査の結果判断で中絶を行うという選択をする方もいます。

羊水検査とは?

胎児の染色体や特定の遺伝性疾患、先天性疾患があるかがわかります。
分かる疾患は以下の通りです。

羊水検査で分かる事

針を刺している時間は、数十秒~数分程です。検査全体だと、1時間くらいかかります。
感染予防の抗生物質と子宮の収縮を抑える薬が3日間分処方されます。

「ダウン症」という呼び方が一般的ですね。
発達の遅れがあったり、心臓・消化器奇形なども合併したりすることがあります。
出生頻度は約800人に1人に現れます。

21トリソミー(ダウン症)

13トリソミー

重度の発達の遅れ、心臓などの内臓の奇形など、様々な症状が現れ、胎児期や新生児期に亡くなることが多い染色体異常です。
出生頻度は約8000人に1人に現れます。

18トリソミー

重度の発達の遅れ、心臓・脳などの奇形など、様々な症状が現れ、胎児期や新生児期に亡くなることが多い染色体異常です。
出生頻度は約10000人に1人に現れます。

クラインフェルター症候群

不妊症を合併したり、体質的に、両親から予測される身長よりやや高くなります。
出生頻度は男児のなかの約600~800人に1人に現れます。

ターナー症候群

低身長、不妊症を合併しやすく、心臓や腎臓の奇形を伴うこともあります。
約99%のターナー症候群の胎児は自然に流産するそうです。
出生頻度は女児の約2500人に1人に現れます。

開放性神経管奇形

妊娠初期に胎児の神経管が正常に形成されないために、胎児の脳や脊髄に障害が起きている状態です。
脊髄が正常に形成されない「二分脊髄」や頭蓋骨が正常に形成されないために、脳が発達しない「無脳症」があります。

いつからいつまで受けられる?

羊水検査は、20ml程羊水を摂取するので、子宮内にある程度羊水がなければなりません。
病院で検査を推奨する時期は、妊娠15〜18週ほどです。
通常、羊水検査は「母体血清マーカーテスト」や「NIPT(新型出生前診断)」の結果次第で受けるかどうかが決まります。
「母体血清マーカーテスト」や「NIPT(新型出生前診断)」の検査で陽性が出た場合、最終的な確定診断として受けることが多いです。
まずは17週までに「母体血清マーカーテスト」や「NIPT(新型出生前診断)」の検査を受けておきましょう。

羊水検査のリスク

羊水検査は危険な検査ではありません。
ですが、絶対に安全であるとは言えません。
異常があれば確実に発見できる検査でもありません。
そのことを覚えていてくださいね。
そして、以下のようなことが起こりる可能性があります。

・流産の可能性が全体の約0.1~0.3%(1000人中1~3人)あります。
 ただし、この時期は自然流産の可能性もあります。
 羊水検査が原因なのか、はっきりしていません。
・再検査が必要、または診断不能な場合が全体の約1.5%(1000人に15人)あります。
 採取した胎児細胞を増殖させる過程で、増殖しなかったため診断ができなかった場合です。
・検査後、出血、破水、下腹痛で入院したケースが100人中に1人くらいあります。
・子宮に針を刺したことによる破水、出血、感染などの合併症が起こる可能性があります。

いかがでしたか?
出生前診断の目的、方法、費用、リスク、そして何らかの病気があると診断された場合、どうするかをきちんと話し合い、全員が納得してから検査を受けるようにしましょう!

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