2016.08.14 Sun 更新

赤ちゃんのゲップって何でさせるの?ゲップが出ないとどうなるの?

赤ちゃんはゲップが自分で出来ないのです。ゲップが原因で窒息するおそれもあります。授乳後の上手なゲップの出させ方についてご紹介したいと思います。

大人は自分でゲップを出すことができますが、赤ちゃんは自分でゲップを出すコツを身につけていません。
お母さんやお父さん周りの人たちが出してあげないとガスが溜まってお腹がパンパンの状態になります。
赤ちゃんの胃は大人の胃と形が違います。
ちょっとしたことで吐きやすくなってしまうのです。
ですから、きちんとゲップをさせ、体の中から空気を出してあげることが大切です。

ミルクの後にゲップをさせるのは哺乳瓶の中に入っている空気を大量に飲み、ゲップをさせないと吐いてしまうからだそうです。
寝ている時などにゲップと同時にミルクを吐き戻すことがあったときに気管にミルクが入ってしまわない為にもゲップをさせることは必要なのです。

赤ちゃんにとってのゲップとは?

赤ちゃん、特に新生児は自分でゲップをすることができません。
だから、お母さん、お父さんがゲップさせてあげないと母乳やミルクを与えても、すぐに吐いてしまいます。

赤ちゃんは自分でゲップをすることができない!?

ゲップを出させる方法として2種類あります。
肩に担ぐ方法と、お母さんの腿に座らせる方法です。
まず、赤ちゃんの姿勢をやや前かがみにしてあげて背中をトントン叩いたり、さすったりするときには、腰から肩甲骨に向かってさすりましょう。

上手にゲップを出すコツ

赤ちゃんの突然死で実に6割が、ミルクを飲んだ後に、もどして気管を詰まらせるなどの窒息死なのです。
そのことを受け、東京都監察医務院は、ミルクを飲ませた後には「必ずゲップ」をさせるなど、改めて注意するように呼びかけています。
ミルクを飲ませた後に「すぐに寝かしつけない」「ゲップさせるのを忘れない」よう注意を呼びかけています。
もし、ゲップがでにくい場合は、寝かせる時に顔を横向きにしてしばらくは様子を見るとよいでしょう。

ゲップをさせないことで窒息死の可能性も!?

出なかったゲップはオナラとして出しますので、心配しなくても大丈夫です。
横向きに寝かせる理由としては、寝た後でゲップと一緒に胃の中のものを吐き戻してします場合もあります。
吐いたものが詰まってしまわない為に、赤ちゃんを横向きで寝かせるのです。

しばらくトントンと叩いてもゲップが出ない、上下にさすってあげてもなかなか出ない、もしかしたら出る空気が無いのかもしれませんし、ゲップがうまくできるかどうかは、赤ちゃんの体質など個人差があります。
そんな時はタオルをくるくる丸めロール状にしたものをつくり、赤ちゃんの右下が下になるように横に向けてあげます。
寝返りのできない赤ちゃんは、うつぶせにすると危険ですので注意してあげましょう。

どうしてもゲップが出ない時は?

背中を叩く手のひらはやや丸く、手のひらに空気をすくった感じで叩きましょう。
下から上へ押し出すというところがポイントになります。
ただ、なでるよりもゲップが出やすくなります。また、なでるだけでなく、軽く叩いてあげても構いません。

赤ちゃんはどれくらいで自分でゲップが出来るようになるのか

いかがでしたか?
授乳は、新米お母さんはもちろん、飲む赤ちゃんも初心者です。
はじめてのことばかりで、とまどいや心配もあるでしょう。必要以上に焦らなくても大丈夫です。
赤ちゃんのゲップについても、徐々に慣れてコツがつかめると上手になっていきますから。

個人差はありますが、早い子は首が据わって、縦抱きになる3ヶ月頃といわれています。
寝返りをして動けるようになると、体を動かす時に一緒にゲップやオナラとして空気が出るようです。
寝返りや1人で座れる頃に終わりになる赤ちゃんが多いようです。
縦抱きでゲップをさせても何も出てこないことが増えたら、ゲップを止めてもいい合図と思っていただけて大丈夫でしょう。

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