基礎体温計を用意する
基礎体温はちょっとした動きでもすぐに上がってしまいます。
ですので、寝起きのタイミングですぐに測ることが大切ですよ。
正しい測り方は以下の通りです。
基礎体温の測り方
基礎体温とは、朝目が覚めてすぐの体を動かす前の状態の体温のことを言います。
基礎体温は周期的に変化していきますので、記録しておくことで体調を管理することができますよ。
基礎体温を記録することで、生理予定日や排卵日だけでなく、無排卵になっていないか等も予測することもできます。
基礎体温とは?
基礎体温計は、舌の裏側にある筋の根本に当てて測ります。
舌の裏に当て、口を閉じて空気に触れないようにするのが正しい測り方ですよ。
舌の裏側中央にあるすじの根元に体温計を当てる
本来、基礎体温は寝ているときの体温ですが、眠ったまま体温を測ることはできません。
寝起きで体がまだ休んでいるタイミングに測ります。毎日同じ時間に測ることも大切なポイントですよ。
二度寝などで起床時間がずれても、起きたときにすぐ測ってください。
起きたらすぐに測る
基礎体温を測るには、小数点第2位まで表示できる基礎体温計が必要です。
体温を小数点2桁まで表示してくれます。
お酒を飲んだ次の日や睡眠不足のときは基礎体温を正しく測れないことがあります。
排卵日を正しく知りたいという人はできるだけ飲酒を控えてください。睡眠もたっぷりとってくださいね。
お酒を飲んだ次の日や睡眠不足のときは注意!
起き上がったり、飲食や寝返り、あくびをするだけでも体温は上がってしまうものです。
できるだけ体を動かさず、布団の中で寝たままの状態で測ってください。検温中も動かないでくださいね。
安静な状態で測る
基礎体温の記録方法
基礎体温を記録するメリット
毎日紙に記録するのが面倒な人には、Webサイトやスマホアプリで管理する方法がオススメです。
Webサイトやスマホアプリだと、毎日の基礎体温を記録しておくことで、自動的にグラフ化してくれます。
それだけでなく、数ヶ月記録を続ければ排卵日や生理予定日などの予測を計算してくれますよ。
スマホアプリの中には、基礎体温計と連動しているものもあります。
計測した基礎体温はグラフにしておくと体温の推移がわかりやすいです。
基礎体温表がダウンロードできるサイトもあるので、印刷して記録するのがオススメです。
基礎体温を記録するメリットは以下の通りです。
自分の心と体のコンディションがわかる
基礎体温を記録することで「今、自分の身体は周期のどのあたりにいるのか」を知ることができます。
この周期は大きく4つの期間にわけられ、それぞれの期間で体調や心のコンディションに変化が出てきます。
いつ頃排卵がおこるかをわかる
排卵がおこると、卵巣からはプロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンが分泌されます。
この黄体ホルモンは、子宮内膜を柔らかくして受精卵が着床しやすいように準備や、体温を上げることで着床した受精卵の発育を促す効果があります。「基礎体温が高くなる高温期がある=排卵している」ということになります。
排卵しているかどうかがわかる
妊娠の可能性が判定できる
体温がガクンと下がる日が排卵日です。
この排卵日は、妊娠の可能性が高くなる時期です。妊娠を望む人はこの時期にトライしてみてくださいね。
基礎体温の記録を数ヶ月続けて、周期が安定している人であれば「生理開始から約何日で排卵がおこる」ということが予測できるようになりますよ。
体は、妊娠が確率すると受精卵の発育を促すため、黄体ホルモンの分泌が続きす。
そのため、排卵から約2週間たっても体温の高い状態が続きます。
基礎体温が高い状態が17日~21日以上続いている場合は妊娠の可能性が高くなります。
次の生理予定日がわかる
妊娠がなかった場合、排卵から約2週間で黄体ホルモンの分泌が終わるため、次の生理がはじまります。
黄体ホルモンが分泌されなくなるので、体温は徐々に下がります。
体温が下がりはじめたから、そろそろ次の生理がはじまるということです。
いかがでしたか?
基礎体温は女性にとって、知っておきたい情報です。
健康状態を知って快適な生活を送るため、妊娠しやすい日を知るためにも、基礎体温をつけていきたいですね。