勉強では頭の回転の早い子供にはならない
生後まもない赤ちゃんは物と触れた時に脳の活動が活性化する、と京都大大学院教育学研究科の明和政子准教授(発達科学)らが突きとめました。
触覚の刺激が脳の発達に大きく関わっていると考えられるそうです。
猿の研究では、スキンシップを全くとっていない猿は脳の発達が遅れ、攻撃的になるそうです。
触る、触られるということが、とても重要なことだといえますね。
赤ちゃんは触覚(触れる、触られる)ことが大事
子供の脳全体を活性化させるには五感を刺激することが必要不可欠なのです。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚です。
子供の頃にこれらを刺激してあげることで、脳全体がまんべんなく発達させることができるのです。
子供の脳を活性化させるには?五感を刺激する!
本を読み聞かせる。運動とは関係のないと思われる読み聞かせですが、実は言葉を司る脳の部分だけではなく、運動野や身体のバランスを司る部分も活性化されるそうです。
読み聞かせは、その他に空間認識を司る部分も活性化させます。
空想能力が上がり、目の前に想像した風景を思い描ているのかもしれません。
本を読む
赤ちゃんの脳を活性化させるには?
勉強することは大切なことですが、脳全体の活性化にはつながりません。
脳全体を活性化し成長させることは、脳の基本的な能力が上がるという事です。
脳の情報を伝えるシナプスが成長して脳全体に張りめぐらせる事で、勉強を覚えるスピードが上がります。
また、考える力も身につき、いわゆる頭の回転の早い子供になるのです。
五感を刺激するにはどのような方法があるのでしょうか?
外で遊ぶ
ぬりえをする時に脳の状態を測定したところ、頭全体の血流が活発になることが確認されています。
前頭葉という部分の血流が活発化していることが確認されています、すなわち脳が活性化されていることの裏付けになっているのです。
特に、塗るとういう行為は単純作業的に腕や手の動きリズムなどが脳の活性化に一役買っているのです。
ぬり絵をする
本が好きになる環境作りが大切です。
読書をすることで、読解力や知識が増すのはもちろんですが、文字・活字にふれることは、子供達の想像力をかきたてます。
本の世界だけではなく、独自の創造していく力を自然と身につけることにもなります。
個人の特殊な能力を伸ばすという意味でも、この時期に「文字に慣れ親しむ」ということが重要だとわかります。
自然の風や白い雲、花の香りや土草の匂いと外気にふれた赤ちゃんはフルに五感を働かせ、自然を味わい尽くします。
砂場で遊んだり、芝生の上を歩いたり、裸足で歩いてみたりといった体験は、脳の均衡ある発達には大変いいそうです。
子供が体を動かすためには、走る、飛ぶ、跳ねる、回転する、登るなど、外遊びが何よりも大切なのです。
1才からの赤ちゃんにオススメなのは、指先を使った遊びです。
つまんだり、回したり、ひっぱったり、さしこんだり。
さまざまな動作が指先を使うので、生活習慣づくりにつながっていくことはもちろんですが、脳を活性化させることにもつながっています。
また、根気強さや我慢強さが養われ、工夫するこの楽しさも経験します。
指先遊び
スポーツは脳にとても良いのです。
スポーツをする時、先生などに指示を受けた際、その意図を知ろうとし、指示通り動くためには体をどう動かせばいいのか、上達するためには何をするのが良いのかなど、単に体を動かすだけではなく、実は頭の中で多くのことを考えているのです。
そのため、体を動かすということは、運動能力の向上だけではなく、知的能力の成長も見込めるのです。
ピアノは複雑に指を動かすので脳細胞が刺激され、脳が活性化します。
ピアノは両手を使うので、右脳と左脳が鍛えられます。また、楽譜を暗記するため記憶力がアップするのです。
ピアノを弾く
人間の脳は3歳までに80%完成する
人間の脳は3歳までに80%、6歳までだと90%、12歳までには100%完成するそうです。
この結果からも、子供の脳力を育てるにはできるだけ、早い段階から取り組むことが大切だとわかります。
そして、子供の脳の発達には大人の協力が大切なのです。
いかがでしたか?
子供の能力をアップさせるための遊びをご紹介しました。他にも能力アップのための遊びはありますので、ご興味のある方は調べてみるのもいいかと思います。