2016.08.17 Wed 更新

赤ちゃんの血液型っていつ分かるの?病院で教えてくれなかった…

子供の血液型は出産した際に病院が教えてくれるもの…、そう思っている方はたくさんいらっしゃるでしょう。でも実は最近では血液型については病院から何も言われないことが多いのです。今回は子供の血液型を調べる方法やタイミングについて詳しくご紹介します。

自分の血液型を把握しているのは日本人だけ?

抗体と抗原が成人と同じだけ作られるようになるのは4歳以降です。
4歳までに事故や病気で血液型を知る必要がでたときはどうするの?と不安に思いますが、そのような場合は病院で詳しい検査をして正確な血液型を調べてもらえます。
たとえ事前に知っていたとしても、間違った血液型を知らされている場合や思い違いがあるため、病院側は親の申告による血液型を鵜呑みにすることはありません。
万が一間違っていると取り返しの付かない事態になるため、一分一秒を争う事態でも血液型検査は行われます。

血液型がわかる時期

昔は出産した産婦人科で血液型検査をして赤ちゃんの血液型を調べるのが一般的でした。
しかし、最近ではほとんどの医療機関で血液型診断サービスを行わなくなっています。
何故かというと、赤ちゃんのうちは正確な血液型がわからないためです。
赤ちゃんの血液中には抗体と抗原が十分に出来ていないので、通常の採血による簡単な血液型検査では正確な結果が得られません。
大きくなってから調べると違う結果がでた、ということがあるため、生まれたばかりの時期に血液型検査をすることが少なくなったのです。

血液型検査をしない病院が増えている理由

病院での血液検査

知らないことによる不都合はとくにありませんが、我が子のことですからやっぱり自分の子供の血液型は知っておきたい!という人もいるでしょう。
血液型を調べる方法は二通りあります。

我が子の血液型を調べる方法と費用

前項の通り血液型が必要なときは必ず調べるので、事前に血液型を知っている必要は無いと言われています。
そもそも欧米の人は大人でも自分の血液型を知っている人は少ないのです。
日本人が自分の血液型を知っている場合が多いのは「血液型性格診断」が流行ったからだと言われています(笑

最近では血液型検査キットというものも販売されています。
採血ではなく綿棒で口の中の粘膜を取り、それを検査機関に送り返すことで遺伝子型を調べます。
遺伝子型を調べるので4歳未満でも高い精度で正確な血液型が判明します。
メリットは針を刺さないので痛い思いをしなくてもいいこと、わざわざ病院に行かなくてもいいことです。
また、血液検査のABO式とは違い、AOやAA、BB、BOなど、より詳しい血液型も知ることができます。

血液型検査キット

【費用】
血液型検査は診療ではないので保険が効きません。全額自己負担となりますが、値段は病院によってまちまちです。
おおよそ1,000円から3,000円程度になるそうです。

4歳以降であれば病院で血液検査をして調べるのが一般的です。
内科か小児科で血液型検査をしてほしいと伝えればOKです。
他にも献血センターや保健所でも調べてもらうことができるそうです。

【費用】
遺伝子を調べるので値段が高くなってしまいます。
おおよそ15,000円と、病院での血液検査に比べ、5~15倍ほどの値段がかかります。

調べてみると子供の血液型が合わなかった!ということもあるかもしれません。

子供の血液型が合わない理由

1)母親・父親の血液型が間違っている

2)父親が違う

大人でも自分の血液型を間違っていることはあります。赤ちゃんの頃に検査をしたきりの場合、可能性が高いでしょう。

4歳以降で両親とも血液型が間違っていなかった場合、父親が違う可能性があります。
しかし、血液型は親子関係を証明するうえで確実な方法ではありません。
可能性はごく稀ですが、通常考えられない血液型の子供が生まれることもあります。
正確な親子関係を調べるにはDNA検査が最も正確だと言われています。

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