2016.09.05 Mon 更新

お食い初め(おくいぞめ)っていつやるの?やり方は?何を準備すればいいの?

赤ちゃんが生まれると、様々なお祝いや行事があり、「お食い初め」もその一つです。 百日祝いともいわれ、生まれてから百日目にお祝いするものなのだろうとはなんとなくわかりますが、実際にいつやるのか、何をするのか、何を用意すればいいのかわからないことが多いですよね。 そこで、「お食い初め」についてまとめてご紹介いたしますので、参考にしてみてください。

お食い初めには様々な呼び方があり、「食べはじめ」「箸はじめ」などと呼ばれるほか、
生後100日頃には乳歯が生え始めることから、「歯固め」や「百日の祝い(ももかのいわい)」などとも呼ばれます。

お食い初めと百日祝いって同じ?

しかし、平安時代から行われていたようで、いつの時代でも親が個を思う気持ちが変わらないということの表れですよね。
元々は生後50日頃に行われていたようですが、江戸時代頃から今と同じような形でお祝いするようになりました。

赤ちゃんが生まれて100日頃に行う伝統的なお祝いごとです。
「一生食べ物に困らないように」という願いがコメられた行事ですが、その機嫌や由来ははっきりとしてないといわれています。

そもそもお食い初めって?

何を準備すればいい?

また、先ほどもお伝えしたように、地域によってもその日取りややり方が少し違うこともありますので、準備を始める時に確認しておくと安心ですよ。

生後100日頃に行われることの多いお食い初めですが、地域や時期によって110日目や120日目に行うこともあるようです。
その日数の数え方は、生まれた日を1日目として数えますが、厳密にこの日に行わなければいけない!というものではないので、その付近で双方の両親や自分たちの都合の良い日を見つけてお祝いをしましょう。

お食い初めっていつするの?

<お宮参りの際に授かる>
神社によってはお宮参りの際に祝い箸などと一緒に歯固めの石を授かることがあります。
また、境内にある小石をお借りすることも多いようです。
お食い初めのお祝いを終えたら元の場所にお返ししましょう。

子供用の食器に乗る程度の小石を用意しましょう。
石を準備する方法にはいくつかの物があります。

歯固めの石

「一生食べ物に困らぜ生活できるように」という願いを込めるお食い初めのお祝いには、歯固めの石、食べ物、食器を用意します。

<氏神様から授かる>
地元の守り神である氏神様の神社にお参りをし、その境内にある小石を拾ってお借りします。
神社からお借りしているものなので、お食い初めのお祝いを終えたら元の場所にお返ししましょう。

大きさや形、色など地域によって決まりがある場合もありますが、あまり気にしすぎなくても大丈夫です。
使用する前にはキレイに洗ってから煮沸消毒しておきましょう。

<通販で購入>
最近では歯固めの石を通販で購入することも出来ますので、自分たちで用意するのが難しい場合には利用するのもオススメです。

<河原で拾う>
神社でお借りした石でなくてもかまわないので、近くに河原などがある場合には、そこでキレイな小石を見つけてお祝いに使うのもいいでしょう。

一汁三菜をベースにした「祝い膳」を用意しましょう。
地域でどんな物を用意するのか違う場合もありますので、両親や祖父母に確認しておくと安心です。

食べ物

<魚>
「めでたい」ということでよく鯛の尾頭付きが用意されます。
赤ちゃんの口につけるので、しっかりと日を通しておきましょう。

<飯碗>
お祝いごとなので、お赤飯を用意する場合が多いようです。
特に決まりはありませんので、白米や混ぜご飯などでも構いません。

<香の物>
丈夫な派が映えるようにと、香の物として「歯固めの石」を用意します。
地域によって「タコ」「栗」などの場合や、しわができるまで長生きできるようにと「梅干し」を添えることもあります。

<焚き物>
「よろこんぶ」の昆布やお祝いを表す紅白のにんじんや大根、季節の食材を入れた焚き物を用意しましょう。

<汁椀>
「母乳をしっかり吸えるように」ということからお吸い物を用意します。
汁の実は特に決まりはありませんが、その季節にあったものを入れるようにしましょう。

正式には高台のお膳や漆器を母方の実家から贈るようです。
その漆器も色や模様、紋など細かく決まりがありますが、最近ではそういったしきたりにこだわらずに使いやすい食器を用意することが多いです。
また、レンタルで食器を貸してくれるサービスもあります。

食器

出産祝いにもらったもの、普段使いのベビー食器、これから子ども使ってもらうための食器などを使用しているひとが多いようです。
また、海外の風習を取り入れて、銀のスプーンでお食い初めを行う人もいるようです。

お食い初めのやり方

生後100日頃の赤ちゃんは乳歯が生え始めている子もいますが、まだ食べられません。
なので、それぞれの食事を大人が箸で赤ちゃんの口元に持って行き、「食べさせるふり」をします。
その時、食べさせるのはお祝いに参加してくれた人の中で最年長の人が行い、「長寿になりますように」という願いを込めます。
男の子の場合には男性が、女の子の場合には女性が食べさせる役をするのが一般的です。

食べさせる順番としては、「ご飯→汁→魚→ご飯→汁」というのを1セットとして3回行います。
その後に歯固めの石に箸を軽くあて、その箸を赤ちゃんの口唇や歯茎にちょんちょんとあてる「歯固めの儀」を行います。
間違って飲み込んでしまうと大変なことになりますので、小石をちょk据付口の中に入れないようにしましょう。

まとめ

お食い初めのやり方は地域によっても違いだあり、独特な風習がある場合もあります。
慣れない育児をしながらだと準備が大変ですよね。
最近では必要な物を準備して届けてくれるサービスや、レストランなどでお食い初めのプランなどが準備されているところもあるので、選択肢の一つとして考えてみるのもいいかもしれません。

赤ちゃんの健康と長寿を願う「お食い初め」のお祝いのために、急に慌てることがないように余裕を持って準備できるといいですね。

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