2016.09.17 Sat 更新

揺さぶられっ子症候群は怖い症状。危険なあやし方によって起こることも

「揺さぶられっ子症候群」は赤ちゃんが揺さぶられることによって脳に出血が起きたものです。現在では母子手帳に記入されるほど認知され、日常生活の中で注意が必要と言われている症状です。 今回は揺さぶられっ子症候群の原因や予防法について詳しくご紹介します。

赤ちゃんの頭は、脳と頭蓋骨の間に隙間が空いています。
脳が大きく成長するためのスペースが確保されているのです。

揺さぶられっ子症候群の原因

重症の場合には、網膜出血や硬膜下血腫、またはクモ膜下出血を引き起こしてしまう怖い症状です。
場合によっては障害に渡る障害が残ったり、死に至ることもあります。

揺さぶられっ子症候群(Shaken Baby Syndrome、SBS)とは、激しく赤ちゃんを揺さぶってしまったことで、脳にダメージが加わり、赤ちゃんの脳が損傷してしまう症状のことをいいます。

揺さぶられっ子症候群とは

揺さぶられっ子症候群が起きる状況

そんな赤ちゃんの頭が激しく揺さぶられてしまうと、頭蓋骨の中で脳が揺れ、血管や脳自体がダメージを受けてしまうのです。
頭蓋骨内の隙間は1歳半頃までにはなくなっていきますが、医師によっては3歳頃までは気をつけるべきだと述べる人もいます。

出産の影響で産道を通るときに一時的に狭くなりますが、2ヶ月頃には再び広がってきます。
隙間は空洞ではなく髄液などの体液で満たされていて、血管も通っています。

また、車移動で急ブレーキかけてしまったり、ゆりかごの揺らしすぎなどが原因となることもあります。
具体的には1秒間に3〜4往復する程度の激しい揺さぶりを赤ちゃんの脳に与えると出血が起きることが研究によって判明しています。
10秒間に5〜6回程度身体を揺すったことで発症した事例も報告されています。

揺さぶられっ子症候群は衝動的に赤ちゃんの頭を揺らしてしまうなど、虐待によって引き起こされることがあります。
しかし、虐待行為ではなく、赤ちゃんをあやしているつもりでも接し方によっては発症してしまうケースもあります。

首が座った頃の赤ちゃんは、あやされると笑うようになるので、赤ちゃんを喜ばせようと大きく揺すってしまうことがあります。
「たかいたかい」などの動作をすると赤ちゃんは喜びますが、こうしたあやし方は揺さぶられっ子症候群の発症リスクを高めるので注意が必要です。

注意したいあやし方

危険なあやし方

・「たかいたかい」を繰り返し何度もやる
・ゲップをさせるために授乳後に首を支えず激しく背中を叩く
・肩をつかみ、前後に激しく揺らす
・身体を左右に20分以上揺らす
・バウンサーなどゆりかごに入れて何度も激しく揺らす

揺さぶられっ子症候群の症状

以下の様な症状が出ている場合は、急いで脳外科医がいる病院を受診するようにしてください。

・泣いていたのにぴたりと泣き止む
・笑わない
・10分以上も激しく泣き続ける
・機嫌が悪く長時間泣き止まない
・ぐったりしている
・顔色が悪い
・けいれんがみられる
・呼吸の仕方がおかしい
・半日以上ミルクを飲まない
・ミルクを吐き戻す・大量に嘔吐する
・意識障害がある
・目つきがおかしい

こうした症状は発症後すぐにみられることもあれば、数カ月後に現れることもあります。
また、これらの症状がなくても、なかなか首がすわらないなど発達の遅れではじめて気がつくケースもあります。
出血が少量の場合は症状がすぐには現れにくく、少量の出血が数ヶ月にわたって脳を圧迫し続けるためにあとになって現れることもあるのです。

まとめ

不安に思うかもしれませんが、普通に育児している分には心配ありません。
赤ちゃんをあやすときはしっかり首をささえて、ゆっくりあやしましょう。
チャイルドシートでしっかりと首を固定すれば車移動もできます。

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