2016.10.18 Tue 更新

子どもが頭を打ってしまった…確認することは?対処法や病院に行く目安は?

子どもは大人が予測がつかない様な動きをすることも多く、どんなに注意して見ていても転んでしまったり何かにぶつかってしまったりしてけがをすることがあります。 ケガをした時にはその後のケアをしっかりすることが大切で、特に頭を打ってしまったときには注意が必要です。 そこで、頭を打ってしまった時に確認すべきことや対処法、病院に行く目安などをまとめましたので、参考にしてみてください。

意識の有無

特に赤ちゃんやうまく症状を伝えられない子どもの場合は、その様子を見て判断することが大切です。
そこで、子どもが頭を打ってしまった時に確認するべきことを確認しておきましょう。

一晩様子を見て変わった様子がなければ心配いりませんが、嘔吐を繰り返す、痙攣している、ぐったりしているなどの症状があれば、早めに対処するようにしましょう。

頭を打ってしまった時には、打った場所やその強さにもよりますが、何かしらの影響が出てしまうことがあります。
その時はなんともなくても、数時間立った後に症状が出ることもあるので大人が注意深く観察しておきましょう。

子どもが頭を打った時に確認すること

意識はあってもぐったりしていたり、反応が弱かったりするときには何かしらの異変が表れている可能性があります。
次のようなときには受診するなど早めの対応をしましょう。

機嫌が悪くないかったりぐったりしたりしていないか

・呼吸が安定しているか
・顔色は良いか
・普段と違う様子はないか

以上の様な事を確認しましょう。
また、頭を打ったことで泣いてしまって疲れて眠ってしまうこともありますが、そのときには次のようなことに注意して観察してください。

・呼びかけに反応するか
・呼びかけた時にこちらを見るか
・痙攣を起こしていないかなど

出血がある傷の消毒や縫合が必要なこともあり、少量の出血でも子どもにとっては大きな負担となることがあります。
出血や大きなたんこぶがあるときには、医師に相談しましょう。

頭をぶつけた時に傷ついて出血していないか確認しましょう。
そのときには、髪の毛の生えている箇所もかき分けて確認してください。
また、大きなたんこぶが出来ているときには、脳内出血や頭蓋骨の骨折の可能性があります。

出血やたんこぶ

・機嫌が悪い
・ずっとぐずっている
・暴れている
・呼吸が苦しそう

頭を打ってからどのくらいで症状が出る?

それまでなんとも無くても、急にぐったりしたり痙攣、嘔吐などの症状が出ることがありますので、その際にいは急いで対処しましょう。

子どもが頭を打ってから症状が出るまで、大体6時間程度だと言われています。
しかし、24時間は安静にして様子を見てください。

大きな声でないている場合

対処法は?病院に行く目安は?

まずは子どもを落ち着かせて上げるために優しく抱き上げたり、声をかけてあげましょう。
子どもが落ち着いたらたんこぶや出血がないか確認します。
その際には大きく身体を揺すったり、動かしたりしてしまわないようにしましょう。

機嫌が戻り、出血などもなければそのまま様子を見ます。
嘔吐、痙攣、長時間ぐずるなどの症状があれば、病院を受診しましょう。

出血している場合

たんこぶが出来ている箇所を十分に冷やしてください。
その後、十分に気をつけて観察をしましょう。
たんこぶが大きい場合や、子どもの様子に変化が当たっときにはすぐに病院を受診しましょう。

たんこぶがある場合

意識がない場合

乾いたタオルやガーゼで出血している箇所を押さえて止血しましょう。
出血の量が医師の判断に役立つ場合もありますので、出血していた時間や量を記録しておきましょう。
その後、病院へ行く際にも激しく揺れたりしないように気を付けてください。

脳に何らかの問題を起こしている可能性がありますので、意識がない場合には、すぐに救急車を呼んで下さい。
その時、救急対応についてのアドバイスをもらって実行しましょう。
その他にも、救急車を待つ間には、呼びかけを続けてください。

意識がないまま嘔吐してしまったり、唾液が詰まって窒息してしまったりすることがありますので、無理に身体を起こさないように注意しながら横向きに寝かせて様子を観察します。

どうやって頭を打ったのか、どんな高さから落ちたのか、どんな転び方をしたのかなど、スムーズに伝えられるように、落ち着いて状況を確認して記録するようにしましょう。

まとめ

突然の事故やけがなどは慌ててしまいますし、ママも不安になってしまいます。
しかし、できるだけ冷静に対処できるように、まずは気持ちを落ち着かせてください。

子どもの様子を観察していて、どんな状況か判断しにくい場合には、迷わず病院を受診して判断を仰ぎましょう。
意識がないときや様子がおかしい場合には、すぐに救急車を呼ぶか病院へ行きましょう。

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