入浴での注意点

こうやって知ってみると、温泉施設側の配慮からきていたものだということが分かります。
実際、大きいお腹で足元が見えにくいので、転倒も心配されるということで、温泉施設側が心配するのは十分理解できます。

妊婦さんが温泉はダメだと言われていた主な理由は何だったのでしょうか。
実は、温泉そのものが体の悪いのではなく、また別の理由があったんです。
それは、つわりなどで体調が万全でない時に、のぼせや貧血の恐れがあったり、滑りやすいところもあるので、転倒によるケガが心配されていた等です。

妊婦は温泉はダメだと言われていた理由

温泉は泉質により効能も様々です。
急に刺激が強い温泉に入ると、肌荒れや体調を崩すことも大いに考えられますので、注意しましょう。
その為、妊娠中に温泉に入る際は、刺激の少ない単純泉がおすすめします。
単純泉は刺激が少ないので妊婦さん、子供、高齢者の方も安心して入浴できます。

単純泉を選ぶ

長湯はのぼせや脳貧血を起こしてしまう可能性もあるので、一回の入浴につき10分以下を目安にしましょう。
また、熱すぎる温泉、反対に低温の温泉は血圧上昇を招きますので、控えた方が良いです。

入浴は10分以下で

入浴はOKですが、デリケートな妊娠中は安全に気を遣いすぎるに越したことはありません。
そこで、妊婦さんがより安全に温泉を楽しむために注意点を挙げていきますので、是非ご確認下さい。

お腹がいっぱいになった状態での入浴は消化不良になる場合がありますが、逆に空腹での入浴は貧血を起こしやすくします。
ですので、注意が必要です。
必ず何か口にしてから、温泉へ行くようにしましょう。

空腹での入浴は避ける

これは急激な体調変化などを起こした際に、取り返しのつかないことにならないようにする為です。
一人でゆっくり温泉を楽しみたい、という気持も理解できますが、妊娠中の温泉は必ず付き添いを連れて入浴するようにしてください。
何かあってからでは遅いですよ。

1人で入浴しない

水分補給を忘れずに

長時間の移動が必要となる温泉旅行の場合は、身体への負担を考えて、安定期に入ってからをオススメします。
入浴はできるといっても、妊娠初期や臨月の温泉入浴はなるべく避けましょう。

なるべく安定期での入浴がオススメ

入浴では、体の水分は大量に失われます。
しっかりと入浴前にコップ1～2杯の水分補給をしておくきましょう。
入浴後の水分補給もしっかりと行ってくださいね。

最近では、マタニティプランという、旅行中に妊婦さんが安心して過ごせるように考えられた、充実したサービスを提供している旅館が増えているのをご存知ですか？
たとえ安定期であっても、妊娠中は何が起こるかわかりませんので、身体を労わるサービスが充実しているマタニティプランのある旅館等をオススメします。
万が一体調不良時になっても、旅館側で迅速に対応してくれますので、安心です。

旅行の際はマタニティプランの有無を確認

最後に

妊娠中は様々なストレスが溜まると思います。
発散の為にも温泉へ行き、リフレッシュしましょう！
しかし、妊娠は病気ではありませんが、普段の体調とはやはり大きく違うものですので、安全性を考慮した上で、上手に温泉を活用して充実した妊婦生活を送って下さいね！