2016.07.31 Sun 更新

無性に氷が食べたくなる「氷食症」。原因や症状、赤ちゃんへの影響は?

「氷食症」という病気はご存知ですか? 氷食症は、氷を食べることがやめられない病気です。 主に鉄欠乏性貧血が原因で起こると言われています。 今回は「氷食症」についてご紹介します!

貧血の症状と同時に起きる場合が多いです。
症状には以下のものが挙げられています。

氷食症の症状

「氷食症」とは、氷を無性に食べたくなる病気のことです。
氷食症の原因は不明とされています。
ですが、ストレス等による精神疾患や鉄欠乏性貧血を起こしている時に、この症状を発症しているようです。
鉄欠乏性貧血によって、血液中の赤血球が少なくなると、脳内が酸素不足になります。
酸素不足になると、自律神経が乱れてしまい、体温調節機能も狂ってしまいます。
体温調節機能が狂うと、口の中の温度も高くなり、口の中を冷やすために氷を食べるという説もあるようです。

妊娠中、(特に臨月や妊娠後期)無性に氷が食べたくなる人がいます。
「冷たい食べ物が好きだから」という理由ではなく急に無償に食べたくなっていたら「氷食症」の可能性があります。

氷食症について

氷食症で受診して、鉄欠乏性貧血だと診断された場合は鉄剤を処方される場合がほとんどです。
鉄剤を処方してもらうことで、鉄欠乏性貧血は解消されるので氷食症も自然に治るという方が多いようです。
バランスの良い食事をとることも重要ですよ。

氷食症の治療法

症状の中で、特に重要なのが「製氷皿1皿以上の氷を1日で食べる」です。
氷食症の定義とも言われる症状です。

1.非常に疲れやすい
2.動悸、息切れが激しい
3.めまい、立ちくらみ
4.顔色が悪い
5.寝付き、寝起きが悪くなる
6.食欲不振
7.爪が反り返る
8.製氷皿1皿以上の氷を1日で食べる
9.体が冷えてしまい、肩こりや下痢を引き起こす

睡眠不足になると、心身が休まらないためストレスが溜まってしまいます。
鉄分は睡眠中に吸収されるのですが、睡眠不足だと鉄分の吸収がされにくくなって赤血球の生産が難しくなり、鉄欠乏性貧血を引き起こしてしまいます。

睡眠時間をしっかり確保すること

氷食症の予防法は、一般的な貧血の予防と同じです。
予防法は以下の通りです。

氷食症の予防法

ストレスを発散する

適度な運動をすることは、血中のヘモグロビンを増やすことに繋がり、貧血防止に役立ちます。
運動することは、ストレスの解消にも役立ちますよ。
適度な運動は、身体にとって良いことですので、毎日の習慣にして続けて、規則正しい生活を送るようにしましょう。

適度な運動をすること

氷食症は、ストレス等が原因の場合もあるようです。
ストレスは身体やお腹の赤ちゃんにも悪影響を与えてしまいます。
なるべく溜めないようにしましょう。

なるべく、鉄分を多く含む食べ物を食べましょう。
ですが、鉄分だけを摂れば良いという訳ではなく、良質のたんぱく質や各種ビタミンが必要です。
良質なたんぱく質は、赤血球やヘモグロビンの材料となる大事な栄養素です。
ビタミンCは、鉄分が体で利用されるために必要なビタミンです。
ビタミンB12や葉酸は、正常な形の赤血球が作られるために必須のビタミンです。
主食、主菜、副菜と毎食バランスよく食べていれば、自然と色々な栄養素を摂ることができますよ。
バランスよく、色々な食材を食べるようにしましょう。

バランスの良い食事をとること

赤ちゃんへの影響

氷食症になると、お腹の赤ちゃんも貧血になるそうです。
赤ちゃんが逆子になってしまったり、難産になりやすいそうです。
また、出産時に赤ちゃんが体温を維持するために「胎脂」という脂肪ををまとって産まれることがあります。

いかがでしたか?
体が常に冷えていたり貧血だと、赤ちゃんにも様々な影響が出てしまいます。
病院を受診して医師に相談してみてくださいね。

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