2016.10.23 Sun 更新

目薬は妊娠中に使ってはダメ?胎児への影響は?

妊婦にとって、以前は普通に服用や使用していた薬が、お腹の中の赤ちゃんに影響が出るため使用できなくなるケースも多いと思います。例えば目薬はどうでしょう?目薬は病気ではなくともドライアイや疲れ目で頻繁に使用する方も多いのではないでしょうか?特に妊娠してから目が疲れやすいと思ったことはないでしょうか?今回は妊娠中の目薬の扱いについて紹介していきます。

妊娠中の目薬は、一概に全部がダメというわけではありません。
目薬ではない他の内服薬など使用を控えるように言われることは多いですが、目薬は微量ですし全身に成分が回るものが少ないので問題ないものも多いです。

妊婦の目薬はダメ?

例えば妊娠するとお腹の中の赤ちゃんに栄養を送るためにママの血液量が増え、血圧が上昇しやすくなり、目の周りの血液量も増えて疲れを感じることもあります。
そのほか妊娠中は何かと動くことが制限されることが多く、家にこもりがちになるので普段よりテレビやパソコン、スマホの画面を見ている時間が多くなっていませんか?体は休めていても目を酷使しているかもしれません。

今まではなんともなかったのに、妊娠してから目が疲れやすい…そんな妊婦の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
目の周りには眼球をサポートするために筋肉や毛細血管がありますが、この筋肉を酷使していると目が疲れた状態になるといいます。
一見、妊婦と目の疲れは無縁に思えますが、体や環境の変化で目が疲れているのかもしれません。

妊娠中の目の疲れ

これらの成分が入っている市販品の目薬を一部挙げてみると、「アイリスガードP」「マイティアアイテクト」「ロートアルガード」などに入っているようです。

市販の目薬の中でも、妊娠中は使用禁止、医師に相談、などと書かれているものは自己判断で使用しないようにしましょう。
目薬の成分表示の中に、「プラノプロフェン」「クロモグリク酸ナトリウム」「トラニラスト」が入っていることが多いのが使用を控えた方がいい理由です。

使用してもいい目薬とダメな目薬

しかし、一部の目薬に含まれている成分は、動物実験で出産が遅れる作用が確認されており、確実に安全とは言えないため、妊婦の使用は控えた方がいいでしょう。

目薬の他にも…

眼科や産婦人科で処方されるものであれば大丈夫かと思いますが、市販のものでも成分表示をよく見て、妊娠中に使用して良いものかどうか見極めることが大事になってきます。
わからない場合は自己判断で使用せず、不安なら医師に相談してみましょう。

逆に目の疲れや、ドライアイ、ものもらい、コンタクトレンズ用のものに関しては問題ないものがほとんどです。

気づかずに使っていた場合でも、外用薬のため問題がないこともありますが、万が一を考えたら使用を止める方が良いでしょう。
これらの成分は主に、花粉症やアレルギー性の目のかゆみを抑える目薬に含まれていることが多いみたいです。

目薬の他にも、普段使っていて妊娠中は控えた方がよいものがあります。
例えば湿布薬や塗り薬は、直接体内に取り入れるわけではないので大丈夫と思っている方もいるかもしれませんが、薬である以上、薬品の成分が体内に取り込まれています。
お腹周りは特にやめておきましょう。

最後に、妊娠中の目の疲れには安全な目薬を使用してもよいですが、あまり頼りすぎず、十分な睡眠ととって健康的な生活を送ることが一番です。

また、サプリメントも、過剰に摂取しては妊娠中の体によくない栄養素もありますので注意が必要です。
お腹の赤ちゃんのことを考えたら、面倒で細かいことでも医師に相談してみるのが安心です。

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