医師が書いたというと「難しそう」「漫画があるなら漫画でいいじゃん」と思われがち…
いえいえ、そんなことありませんよ!
「ダンナのため」というタイトル通り、つわり、予定日、陣痛…
男性や初心者の視点では分からないことだらけの妊婦事情について、お父さんが知るべき、本当のところがとっても分かりやすく書かれています!
「コウノドリ」の主人公である鴻鳥サクラのモデルになった産科医をの荻田和秀先生が書いた本があります。
その本の名前は「嫁はんをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本」です!
この本は、お父さんはもちろん、子供を考えている夫婦には、ぜひ読んでもらいたいとっても役立つ本なんです!
コウノドリ医師が書いた本
「コウノドリ」は作者である鈴ノ木ユウさんが複数の産婦人科医を取材し、実際にあった衝撃の事実を読者に伝えたいと思い、「コウノドリ」を書き始めたそうです。
「産み捨て」や「飛び込み出産」、「妊娠を知り逃げ出す男性」や「出生前診断で分かった重い障害を持った赤ちゃん」など、実際のところ知られていないような現実をリアルに教えてくれます。
産科医療に関するリアルな現実を描いた鈴ノ木ユウ先生の、講談社「モーニング」で連載中の人気漫画です。
原作の漫画は第1話から号泣する人が続出しているそうですよ。
「コウノドリ」
妊娠・出産は、男性にはさっぱり分からないってことばっかりです。
じゃあ個人的に勉強すれば良いじゃん。と思う方も多いでしょう…。
勉強しよう!と、いざ、本を手にとってみても教科書みたいでとっつきにくいものだったりすることが多いです。
ネットで調べてみようとしても、ネットにある情報はどちらかというと妊婦さん向きで、男性が見やすいものって実は少ないのです。
意外と男性が知識を得る機会ってかなり限られているんですよ…。
男性目線で書かれている
コウノドリ医師が書いた本のオススメポイント
男性の多くは、出産を控えた奥さんのことはいたわってやりたいとは思っていても、仕事が忙しい…そもそもつわりのことも予定日が何なのかも、妊娠・出産のリスクもほとんどわかっていません。
そんな方のために、数多くの赤ちゃんとその両親に接してきた医師が、関西弁を交えつつ、やさしく、厳しく教えてくれる。そんな一冊です。
出産は決してハッピーなことだけではありません。
お母さんと赤ちゃんの命を懸けた必死のものです。
この本は、妊娠合併症や高齢出産、早産、流産、死産など、妊娠出産にまつわるリスクをちゃんと説明しています。
現役医師が経験した知識と臨場感
でも「嫁はんをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本」はちょっと違います。
何故なら、荻田先生自身が男性であるので、男性始点で全て書かれているのです。
男性にとっつきやすく、おもしろい「例え話」を使ったりして書かれていたりします。
男性の方って親戚や家族から聞かされているのか、やたら古臭い知識だったり考えを持っていたりしませんか?
現役産科医として、現代と過去の医療を比較しながら、間違いを正してくれています。
気になる口コミは?
お父さんの口コミ
分かりやすさ、面白さはもちろんのこと、お母さん達の声を代弁してくれているという口コミを多くあります。
お母さんの口コミ
妊娠9週目の妻がいます。雑誌やネットでいろいろな情報が取れますが、真相がわからず、本書を購入しました。
「何か妻の力になりたい」と思われる方は是非読んでみてはいかがでしょうか。
「男は所詮何もできない」という結論になりますが、妻と一緒に妊娠生活を歩んでいるように思うことができます。
女である私が読んでもすごく ためになりました。
筆者さんは赤ちゃんの絶対的な味方、そしてお母さんの味方、お父さんのぼちぼち味方、その他の親戚のことは知らん、てなスタンスに見えました。
『「お産は痛みがあってナンボ」という、ばあさんの根性論はガン無視してください』
という文章は痛快でした。
こんな本がたくさんあったら、妊婦さんの心細さは減るように思います。
ダンナさんだけでなく、女性にも、その周囲の人々にも読んでほしいなと感じました。
妊婦はいつも不安です。
忙しそうな主治医に質問するのがためらわれ、ネットで検索するも情報の氾濫に途方に暮れます。
居酒屋でお話を聞いているようなフランクな感じで、説教くさくありません。
「こんなん気にせんとき。でもこれは気を付けや」ということが時に化学的根拠のもと わかりやすく書かれています。
いかがでしたか?
「コウノドリ」は、とても重たい内容の漫画ですが、出産は命懸けだということを教えてくれます。
そしてモデルになった荻田和秀先生が書いた「嫁はんをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本」は、男性が知るべき知識がと〜っても分かりやすく書いてあります。
どちらも妊娠、出産を控えた人に正しい知識やリスクの大きさを教えてくれる大事な「教材」とも呼べる本です。
お父さんはもちろん、お母さんにもぜひ読んでもらいたいです。