2016.10.27 Thu 更新

赤ちゃんのうんちの色で病気がわかる?!色別見分け方

うんちは赤ちゃんの健康のバロメーター。色や状態によって病気の早期発見ができる場合もあるので日頃から観察しておくことが大切です。今回は赤ちゃんのうんちの色や危険のサインについて詳しくご紹介します。

茶色のうんち

緑色のうんちも赤ちゃんの正常なうんちの色です。
うんちの色は黄色い胆汁によって色がついているのですが、これが酸化すると緑色に変化します。
母乳育児の場合は、母乳の成分が乳酸菌の生成を促進するため、うんちが酸化して緑色になりやすくなります。

緑色のうんち

赤ちゃんのうんちは大人のものとは全然違いますよね。
健康な赤ちゃんのうんちは明るめの黄色です。
母乳やミルクで育っているうちは、下痢のように水っぽいうんちです。
離乳食などの固形物を食べ始めると少しずつ固くなります。

健康な赤ちゃんのうんちはどんな色?

下痢をしているわけではないのに白っぽいうんちがでる赤ちゃんは、胆汁の通り道がふさがる胆道閉塞症や肝臓の炎症が疑われます。
早期に小児科を受診しましょう。
また、嘔吐も併発している場合は、ロタウイルスに感染している可能性もあります。
この場合、白いうんちは水っぽく、すっぱい臭いがします。

クリーム色や灰白色など、うんちの色が白っぽくなっている場合は病気の疑いがあります。
私達のうんちの色が茶色や黄色になるのは肝臓でつくられた緑色の胆汁が象徴の入り口で混じり合っているからです。
なので、激しい下痢が続いたりすると胆汁の排出が追いつかずに便が着色されず、白っぽい下痢になることもあります。

白っぽいうんち

月齢が進み、離乳食が始まると黄色や緑色から茶系の色に変化していきます。
大人に近い色になるのですね。

食べ物に鉄分が多く含まれていた場合や鼻血を飲み込んだときに、うんちが黒っぽくなることがあります。
数日後に正常な色に戻っている一時的なものであれば問題はないでしょう。

黒っぽいうんち

母乳やミルクを飲んでいる頃は、うんちの中に白いブツブツが混じることがあります。
これは母乳やミルクに含まれる脂肪分が他の成分と反応してできた固まりで、心配なものではありません。

白いブツブツが混じっている

赤黒いうんちは、胃や十二指腸など消化器官から出血している可能性が高いので注意が必要です。
小児科を受診する必要があります。
鮮血が混じっている場合と赤黒い血が混じっている場合があるので、黒っぽいうんちが赤みがかっていないかを確認してください。

離乳食でニンジン、トマト、スイカなど赤い色の食べ物を食べて赤くなっている場合は問題ありません。
赤ちゃんは消化機能が未熟なため、食べたものがそのまま出てくることがよくあります。
ただし、血の混じったうんちは黒っぽいうんちと同じく危険のサインです。

赤っぽいうんち

また、生まれたての赤ちゃんが出すうんちは「胎便」と呼ばれ、黒くても正常です。
ママのおなかのなかにいたときに腸管内にたまったカスが出てきます。
色は黒くどろっとしていますが、産院から退院するころには黄色や緑色のうんちに変わります。

まとめ

固いうんちに血が少量ついているときは、排便時に肛門が切れて出血しているのがほとんどですが、たくさんの血が混ざっている場合は病院に行きましょう。
使用済みの紙おむつを持参するか写真を撮り、早めに小児科を受診してください。

言葉が喋れない赤ちゃんは自分で不調を訴えることができません。
ママ・パパが日頃からしっかり赤ちゃんの様子を観察することが大切です。
おむつを替えるときはうんちの状態を必ずチェックしてくださいね。

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