2016.11.23 Wed 更新

母乳って冷凍できるの?保存方法と保存期間についてまとめてみました

母乳育児をしていると搾乳して母乳を保存する機会がでてきますよね。 母乳を保存する時は、便利な母乳保存専用のパックを使うようにしましょう。 母乳パックは、母乳を冷蔵・冷凍するときに使い、母乳育児をサポートしてくれる便利なアイテムです。 今回は「母乳の保存方法と保存期間」についてご紹介します!

ジップロックで代用できる?

また、冷凍して保存する場合は、専用の母乳冷凍パックを使うようにしてくださいね。
専用の母乳冷凍パックに母乳を入れる際、3/4程度に抑えてください。冷凍時に膨張して破裂する可能性があります。
パックに日付けの表記を忘れず、できるだけ平にして冷凍庫で保存してくださいね。

長めに保存したい場合、搾乳した母乳をどのようにして冷蔵・冷凍保存するのかが、重要になってきます。
普通の料理のようにタッパーなどに入れて保存するのではなく、搾乳したままの清潔な哺乳瓶や専用の保存パックを使うようにしてくださいね。

母乳は赤ちゃんがおっぱいから直接飲むものなので、「保存できるもの」という認識をしていないことが多いようです。
手や専用の機械で「搾乳」して適切な方法で保存すれば、安全に赤ちゃんに与えることができますよ。

そもそも母乳って保存できるの?

解凍方法

冷凍保存は3ヵ月程度まで保存できると言われています。
冷凍していても菌は繁殖するので、2週間から1ヵ月程度での使用を目安に考えてくださいね。
解凍した母乳は常温ならば、10時間以内に使い切ってください。
使い切れなかった場合は捨てるようにしましょう。「もったいない」と思って捨て渋らないでください。衛生的に危ないです。
赤ちゃんが一度に飲める量に合わせて解凍できるように、小分けにして冷凍しておくと無駄が出ませんよ。

冷蔵の場合は、4℃以下で3~8日保存できると言われています。
家庭用の冷蔵庫は、詰め込み具合や場所によって温度は変動しますし、細菌の繁殖や鮮度などを考えると、24時間以内を目安に考えてください。
冷蔵庫に保存するときは、温度変化の少ない冷蔵庫の奥に保存するようにしましょう。

保存期間はどのくらい?

専用の母乳冷凍パックに形状が似ているというところから、ジップロックで代用しようとする人が多くいます。
冷凍保存していても菌は繁殖します。
専用の母乳冷凍パックは、赤ちゃんの口に入ることを第一に考えて殺菌加工されているため、専用のパックの方が衛生的で安心です。

冷凍した母乳を解凍する場合、50℃以上の熱いお湯・直火・電子レンジによる加熱は避けてください。
電子レンジで解凍した方が急速に解凍できますが、母乳の成分が壊れ、栄養が低下し、分離してしまいます。
一度解凍した母乳は、遅くとも10時間以内に使い切り、再冷凍はしないでくださいね。

急解凍するのは避けて

冷蔵保存している場合は、容器ごとお湯につけてください。人肌くらいまで温めて赤ちゃんに飲ませてあげてください。
冷凍保存している場合は、冷蔵庫に移してゆっくり自然解凍させるか、ぬるま湯・流水で解凍してください。
清潔な哺乳ビンに入れ、器ごとお湯につけて人肌くらいまで温めて赤ちゃんに飲ませてあげてください。

分離していたら…

いかがでしたか?
赤ちゃんが上手におっぱいから母乳を飲めないときや、誰かに赤ちゃんを預けなければいけないときに、この搾乳と保存の知識は役立ちます。
上手に保存することができれば、安全でおいしい母乳を飲ませてあげることができますよ。

解凍した母乳が分離して二層に分かれていませんか?
そんな状態になっているようでしたら、それは水分と乳脂肪分が分離した状態です。
分離していても成分には問題はないので安心して使ってください。
分離していたら、泡が立たないように優しく振って、混ぜ合ってから飲ませてあげてください。

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