赤ちゃんの髪の毛が逆立つ原因
一般的に、1歳前後に髪の毛が生え替わって、全て生えそろうのは3~4歳だと言われています。
くせ毛や直毛など、髪質が現れるのも髪が生え替わってから見られることがほとんどです。
赤ちゃんの髪の毛の生え方や色には個人差があります。
前述したように、生まれた時から髪の毛がふさふさだったり全然生えてなかったりなど、人によって様々です。
色も茶色く薄いこともあれば、大人のように黒いこともあります。
生まれたばかりの赤ちゃんの髪の毛は「産毛」といって、ふわふわと柔らかい状態です。
お腹の中で羊水の刺激から頭を守るための「胎毛」としての役割を持っているものなので、大人の髪の毛のようにハリやコシがあったり、ぐんぐん伸びたりするものではありません。
赤ちゃんの髪の毛
いつまで続く?
赤ちゃんの髪の毛が逆立つ原因で、「母乳の質が悪いから」「ミルクを飲むときに赤ちゃんが思い切り吸うから」など言われていますが、これは科学的・医学的根拠のない迷信です。
髪の毛は個人差があるため、上の子と下の子で異なるなんてこともよくあります。
双子の赤ちゃんでも、1人はサラサラで、もう1人は髪が立っているということもとくありますよ。心配しないでくださいね。
母乳やミルクが影響しているの?
細くて軽い産毛の状態であるため、毛先に重みやハリがなく、下に向きにくいから髪の毛が逆立つと考えられています。
また、細くて軽いことから髪に保水力がなく、乾燥していて静電気が起こりやすいことも原因のひとつだと言われています。
髪の毛がフサフサの子は髪が立つ傾向が分かりやすいですね。
女の子であれば、ベビー用のヘアバンドで髪の逆立ちを抑えてあげるのもいいですね。オシャレに見えます。
ドライヤーを使えるようになったら、ベビーオイルを薄くつけてから髪を乾かしてあげたら髪の毛の逆立ちがマシになりますよ。
根本から直すのは難しいですが、髪の逆立ちが気になる場合は、まず最初に身のまわりで静電気を発生させるものを避けてみてください。
また、着る服や身につけるものを、化学繊維やプラスチック製品ではなく天然素材や木製製品にしてみてください。
フリース素材のものは温かいというメリットに目を向けがちですが、静電気を溜めやすい素材であるので、注意してくださいね。
赤ちゃんの髪が逆立つのを直す対策
赤ちゃんの髪の毛が逆立つ時期は、産毛が生え替わり、大人と同じような髪に変え揃うまでが目安です。
個人差が大きいものなので心配しすぎないようにしてくださいね。
産毛でも、少しずつ髪が伸びるなかで立たずに落ち着くこともあります。
日本人は直毛の髪質の人が多く、ハリやコシが強い髪質の人が多いため、毛根の向きに沿って立ち上がりやすいこともあることを覚えておいてくださいね。
静電気に注意
いかがでしたか?
成長とともに赤ちゃんの髪の毛は少しずつ変わっていきます。
いつか抜けて生え替わって、しっかりした髪の毛が生えてくるので、赤ちゃん期独特の逆立つ髪の毛を楽しんでおきたいですね。
髪の毛が逆立つ原因になる「静電気」。
髪が逆立つことを気にするよりも、静電気による「パチッ」という衝撃に赤ちゃんが驚かないよう工夫して上げましょう。
頻度が多くて気になるときは、静電気防止グッズなどを活用するようにしてください。
赤ちゃんと触れるときに静電気が起こらないよう、気を配ってあげることが重要ですよ。