切迫流産になる可能性
流産ではすでに胎児が亡くなっていますが、この切迫流産は妊娠継続可能です。
医師の指示に従い、必ず安静に過ごすようにしてください。
残念ながら切迫流産には特効薬などがないため、安静にしておくことが1番治療薬なんです。
そもそも流産してしまう原因は、胎児の染色体異常である場合がほとんどです。
妊娠初期に流産してしまうと、仕事を続けていたからとか、そういった事柄に原因を結びつけがちですが、大半は染色体異常であり、自然淘汰と考えたほうがよいと思います。
流産との違い
この切迫流産は、よく聞く流産とはまたちょっと違います。
これは流産の一歩手前の状態です。
基本的に流産とは、妊娠21週までに赤ちゃんが育たなかったり、途中で流れ出てしまうことをいいます。
ですがこの切迫流産は、その状態に差し迫っている状況で、まだ胎児はお腹の中にいますし生きていますので、妊娠は継続可能なんです。
今は超音波検査で早期に検査ができるようなったので、流産かどうかの診断が正確に且つ、早く分かるようになりました。
切迫流産について
腹痛
切迫流産の症状についてまとめてみました。
流産の一歩手前の状態ですので、以下のような症状が現れたらすぐに医師に相談しましょう
切迫流産の症状
先述しましたが、切迫流産になる可能性は約15%もいるんです。
ということは、10人中1人か2人が切迫流産を経験する、または経験してるということになります。
意外と多いんですよね。
ですので、そんなに珍しいことではありません。
ですが実際には流産には気付かないということもありますので、数字よりは多く流産していると予測されています。
全て含めて、流産自体は妊娠12週までに起こっています。
子宮が痛い
腹痛の次に出血も起こります。
これは妊娠が正常に進行しているにもかかわらず、この症状があらわれることがあります。
子宮内膜の血管から出血してるということが考えられています。
出血した際は、すぐの病院へ行くよりも、まずは一旦安静にして、様子を見てから病院へ行く事をオススメします。
出血
切迫流産の中でも分かりやすい症状がこの腹痛です。
下腹部の張りや痛み、それに伴う腹痛で、子宮の収縮が原因でお腹が張っていると感じたり、痛みが引きおこります。
これは子宮が痙攣して起こる痛みで、下腹部の通じるものです。
お腹が頻繁に張ったり、生理痛のような痛みがあったりなど人それぞれです。
これも切迫流産の特徴的な症状です。
多胎妊娠の場合は、単体妊娠よりも早産や流産のリスクが高くなってしまいます。
流産や早産についてもリスクが高まると言われていますので、もし自分が多胎妊娠だった場合は、切迫流産や切迫早産のリスクを十分に覚悟して、対処していくようにしましょう。
多胎妊娠
原因はなに?
基本的に妊娠中に性行為は問題はありませんが、女性が性行為でオーガズムに達すると、15分以内に子宮収縮が起こるようです。
オーガズムを経験している女性は、経験していない女性より、早産の確率が高くなるようです。
性行為
炎症
子宮内の炎症が原因の場合もあります。これは特に妊娠12~21週頃に気をつけたいです。
切迫流産は自己判断が非常に難しいです。
少しでも気になる症状がある場合は、すぐに医師に相談しましょう。
もし切迫流産だったとしても、安静に保てばそのまま妊娠の継続が可能な場合が多いので、諦めずに安静に過ごしましょう。