2016.03.02 Wed 更新

妊娠中から欠かせないと言われているけど「葉酸」って本当にいいの?その効果効能

妊活に欠かせない栄養素として知られている「葉酸」ですが、なぜ必要なのでしょうか?また、どのくらい摂ればいいの?どうやって摂るのが良いの?など義民に感じることも多いかと思います。そこで葉酸の効果効能と、その摂取方法についてまとめましたので参考にしてみてください!

でも、妊娠しない限り「妊娠前1ヵ月」がいつなのかはわかりませんよね。
先天異常の多くは妊娠直後から妊娠10週以前に発生します。
妊娠の兆候があって産婦人科を受診してからの対応では遅いこともあります。
だから、実質的には、葉酸サプリは妊活中から摂らないとならないわけです。
欧米での学術的調査で、葉酸を摂取することにより、神経管閉鎖障害の7割が防ぐことが出来ると分かっています。

一番の目的は、神経管閉鎖障害という妊娠初期に起こる異常に対しての予防です。
この障害は、脳や脊髄などが形成される妊娠4週目ごろにおこり、二分脊椎症や無脳症を引き起こします。
日本では、旧来数少ない障がいでしたが、食の欧米化が進んだせいか発症率が増えてきています。

葉酸については厚生労働省が、妊娠一ヶ月前~妊娠三ヶ月の間に積極的に摂取するよう通達を出しています。

何故「葉酸」が妊活に欠かせないの?

妊活サプリとしてよく目にする「葉酸(ようさん)」
実際にどんな効果があるのか良くわかっていない人も多いかと思います。
今回は妊娠を望む女性にとって必須栄養素といわれる葉酸について詳しくご説明します。

特に注意をしたいのは貧血でしょう。
血液は、体中に酸素を運ぶためには欠かせないものです。
お母さんが貧血になってしまうと、お腹の赤ちゃんにも十分な酸素を送ってあげられなくなります。
赤ちゃんが、お腹の中でスクスクと健康に育つのには、とても大事な栄養素なのです。

・貧血の予防
・カルシウムの吸収を促す
・子宮頸がんの予防

葉酸のその他の効果

また、妊娠後に葉酸不足になると、母親の体にも妊娠高血圧症や動脈硬化と言ったリスクをもたらします。
もちろん、その結果として胎児にも悪影響が出てしまいます。

葉酸はビタミンB群の1種で、水溶性という性質を持つため、調理の過程で失われやすいこともサプリメントでの摂取が勧められている理由です。

・体への吸収率が低い
・胎児の神経管閉鎖障害に効果があるという十分な実証データが無い

厚生労働省の推奨する摂取量は400㎍/日です。
しかし、この推奨規準を食事でとろうとすると相当な量の食材が必要です。
サプリメントを活用するのが良いでしょう。
また、食材から摂れる葉酸は、サプリから摂れる葉酸とはタイプが違って、次のようなデメリットもあります。

どれくらい摂取すればいいの?

なお、厚生労働省が推奨している葉酸は「モノグルタミン酸型葉酸」と呼ばれるものです。
サプリメントには天然葉酸と合成葉酸がありますが、実はこの「モノグルタミン酸型葉酸」が、世間一般で言われている「合成葉酸」のことなのです。
食材に含まれる葉酸は「ポリグルタミン酸型葉酸」と呼ばれるもので、胎児の神経管閉鎖障害に対する実証データが十分ではありません。

葉酸は男性にも必要?

前述のとおり葉酸は水溶性であり身体に必要以上のものが入ったとしても排出される仕組みとなっているので副作用が起こることはほとんどありません。
妊娠中でも安心して摂取できるのが葉酸の強みでもあるのです。
しかし過剰摂取によってごく稀に、不眠症、吐き気、むくみなどの副作用がでる人もいます。
サプリメントの用法を守って一日1000㎍以上は摂取しないようにしましょう。

葉酸に副作用はある?

葉酸サプリを飲むことで、精子の奇形率(染色体異常)が減少するというカリフォルニア大学の研究結果が発表されています。
精子の奇形率が低ければ受精確率が上がります。妊活中は、男性も葉酸サプリを飲んで、精子の質を上げていくとよいでしょう。
一人で始めるよりもパートナーと一緒に始めたほうが「一緒に頑張っている」という幸せが実感できますね。
2人で頑張って行くと結果が出た時の喜びも大きいのです。

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