向き癖はなおした方がいい?
向き癖によって頭の形が歪になってしまっても、脳が大きく成長するに従って頭蓋骨も広がっていき、1〜2歳頃には自然に治ってしまうことがほとんどなので、心配しすぎる必要はありません。
また、首の座っていない赤ちゃんは自分で向きを変えることが出来ないので、長時間同じ向きでいることが多くなります。
首が動かせるようになると、光や音などの刺激がある方を向きやすく鳴るといわれています。
月齢の低い赤ちゃんが同じ方向にばかり向いて寝ることを「向き癖」といいます。
赤ちゃんの頭の骨は、隙間が空いていて柔らかく、長時間同じ向きでいると下になっている部分が他の部分に比べて平らになりやすくなります。
赤ちゃんは全身のうち頭の割合が大きく重たいので、平になった部分があるとますますその向きに寝ることが増える傾向があります。
いつも同じ方を向いて寝ているけど問題ない?
タオルで固定
赤ちゃんは光や音に反応してその方向を向くことが多いです。
いつも向いている方向は、赤ちゃんに刺激になるようなものがあるのかもしれません。
足と頭の位置を逆にして寝かせてみたり、添い寝の位置を左右変えて見たりすることで、普段とは逆を向くように鳴ることがあるのでためしてみてください。
いつもと反対に寝かせる
赤ちゃんが成長するにしたがって自分で頭を動かせるように鳴ると、自然と向き癖が治ることも多いです。
しかし、向き癖が強く頭の形が大きく歪んでしまい、「斜頸」「短頭」のようないわゆる「絶壁頭」になってしまう心配がある時には、パパやママが向き癖を治してあげましょう。
頭の動きを制限しない
寝返りができるようになったら、起きて活動している時に腹ばいにしてあげてください。
普段から色々な姿勢をさせてあげるようにすることで、向き癖が改善することがあります。
腹ばいにさせている間は、窒息などの事故を防ぐために、目を離さないようにしっかりと見ていてあげてください。
腹ばいにする
向き癖の方向と反対を向くように、背中の下に丸めたタオルなどを挟み込んで斜め向きにして寝かせてみましょう。
この時、ふいにうつ伏せになってしまっても窒息してしまわないように、柔らかいックッションなどは使わないようにしてください。
ベビーシートやバウンサーなどは赤ちゃんの身体が固定されるので、頭の動きも制限されてしまいます。
頭を動かしづらくなることで向き癖がついてしまうこともありますので、1回の使用時間を1時間以内にする、車で長時間移動する場合にはこまめに休憩を挟んで赤ちゃんもベビーシートからおろしてあげるなど、動きが制限されすぎないようにしてください。
赤ちゃんの頭は、生後半年くらいまでは柔らかく変形しやすいといわれています。
その頃までに向き癖を直して、頭の形がいびつになってしまうのを防ぎたいですよね。
寝ている時間の長い赤ちゃんだからこそ、少しずつ気にかけてあげてくださいね。