2017.01.15 Sun 更新

卵巣機能不全ってどんな病気?妊娠できるの?症状や治療法についてまとめました。

女性にとって「卵巣」という器官はとても重要なものです。 卵巣の機能がうまく働かなくなると、身体に様々な症状が現れていき、不妊の原因になってしまいます。 今回は「卵巣機能不全」についてご紹介します!

卵巣機能不全の原因は?

卵巣の機能が低下しているから妊娠できないのではないか、と考えてしまい、不安になる方は多くいます。
ご安心ください。
一時的に卵巣の機能が低下しているだけであれば、きちんと治療を続けていくことで機能が回復して通常の卵巣に戻り、ホルモンバランスや月経周期が整うことがほとんどです。

卵巣機能不全でも妊娠できる?

卵巣は月経に関わる重要な女性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」を分泌します。
この2つの女性ホルモンが交互に分泌され、私達女性の身体は月経が起こるのです。
「卵巣機能不全」は、この2つのホルモンを分泌する大元である卵巣の機能が低下してしまい、2つの女性ホルモンのバランスが乱れて、身体に様々な不調が現れる状態のことを指します。

卵巣機能不全ってどんな病気?

卵巣機能不全の治療法は?

他にも、ホルモンバランスの乱れの影響で、イライラや疲労感、のぼせ、動悸、頭痛、めまいなどの更年期障害に似た症状が現れることもあります。

月経周期が乱れてしまい、不規則になります。
無月経や無排卵になってしまった場合は、子宮内膜が育たず萎縮してしまったり、女性ホルモンがうまく分泌されなくなったりして不妊の原因になってしまいます。
正常な月経周期の目安は、25日~38日ですが、46日以上の場合は「稀発月経」24日以内の場合は「頻発月経」とされています。

卵巣機能不全の症状は?

卵巣の発育不全・形成不全・甲状腺や下垂体の病気や薬の副作用で起こりますが、過激なダイエット・肥満・過食・痩せ過ぎ・精神的ストレスが主な原因だとされています。
卵巣に女性ホルモンを分泌するように促す脳の視床下部は、自律神経を司る器官でもあり、上記で挙げた原因によって自律神経が乱れてしまい、脳から卵巣への指令がうまく出せなくなり、ホルモン分泌のコントロールが上手に出来なくなって「卵巣機能不全」になると言われています。
また、卵巣の病気や、視床下部・下垂体の疾患等が原因で卵巣機能不全になってしまうこともあります。

一番の予防法は、「ストレスをためないこと」です。
また、過度なダイエットは行わないことや、下半身を冷やさない服装を心がけるようにしてくださいね。
栄養バランスの整った食事をとるように意識するようにしましょう。
ルモンの働きを活発にするミネラルを多く摂取するようにしてください。
甘いものやジュース、ビールなどのアルコールを控えることを心がけることも忘れないでくださいね。

卵巣機能不全の予防法は?

不順な月経でも、排卵が起こっていれば治療の必要はありません。
無月経や無排卵の状態が長く続いていると不妊の原因になるので、妊娠を望む場合は婦人科で治療が必要です。
ストレスやダイエットの影響など、卵巣機能不全を引き起こしている可能性もあるので、その原因を取り除いて改善させましょう。
足りていない女性ホルモンを調べ、「デュファストン」などの薬で補うホルモン療法を行うこともあります。
ホルモン療法は、基本的には3ヶ月月経がない場合や基礎体温を1ヵ月ほどつけてからに行うことがほとんどです。

いかがでしたか?
卵巣機能不全は若い年代の人に増えている病気です。
生活習慣や食生活を見直して、規則正しい生活に栄養バランスのとれた食生活をするようにしてくださいね。

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