2017.01.18 Wed 更新

赤ちゃんの肺炎。原因と症状、ホームケア方法は?

赤ちゃんの肺は、大人に比べて機能が発達していないため、肺炎になりやすいと言われており、抵抗力や免疫力が弱いため、重症化してしまう事もよくあります。小さな身体で苦しむ姿は親として心苦しいものですよね…。 「肺炎かな?」と思ったら早めに治療を受けるようにしてくださいね。 今回は「赤ちゃんの肺炎の原因と症状、ホームケア方法」についてご紹介します!

ウイルス性肺炎

赤ちゃんの肺炎は、主に細菌やウイルスによって引き起こされるものです。
原因によって起こる症状は異なるので、注意してくださいね。
赤ちゃんの肺炎の種類は以下の通りです。

赤ちゃんの肺炎の種類

肺炎は、喉から(気管支の末端にある小さな袋である「肺胞」にまで、ウイルスや細菌等による炎症が起きている状態のことをいいます。
赤ちゃんは、大人に比べて機能が発達していないこと、抵抗力や免疫力が弱い事もあって、風邪をこじらせて肺炎になりやすく、重症化しやすいです。

肺炎とは?

マイコプラズマという病原微生物が原因で起こる肺炎です。
咳や発熱を長期に渡って繰り返したり、夜間や早朝に発熱や咳が強くなります。
軽症で済む場合が多いですが、重症化することもあります。
学校や幼稚園などで集団感染しやすく、赤ちゃんがかかる肺炎で最も多いです。

マイコプラズマ肺炎

肺炎球菌や黄色ブドウ球菌、溶連菌が原因で起こる肺炎です。
風邪のような症状が出た後に高熱が4日間以上続き、痰が絡んだような咳が出ます。
赤ちゃんの命の危険があるくらい重症化することもあるので、注意が必要です。

細菌性肺炎

RSウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルスが原因で起こる肺炎です。
高熱やひどい咳が症状に見られます。
風邪やはしかの合併症として起きる傾向がありますが、後述する細菌性肺炎に比べると症状は軽度で済みます。

ホームケア方法は?

肺炎の種類別の治療法は、マイコプラズマ肺炎や細菌性肺炎の場合、抗生物質を使って治療されるのが基本です。
発熱や咳の症状が重いと、解熱剤や咳止めが処方されることもあります。
また、ウイルス性肺炎の場合は、現れている症状を和らげる対症療法を行います。
ウイルスで弱った肺に二次感染が起こらないおうに抗生物質を使われることが一般的です。

原因によって治療法は異なりますが、赤ちゃんが肺炎になると、呼吸困難や脱水症状を起こしてしまうことあるので、入院治療になることがほとんどです。

赤ちゃんの肺炎の治療方法

家の中で安静にして過ごさせましょう。
体力を消耗しないよう、身体を使った遊びは控えるようにし、体力を消耗しない遊びをさせてください。
できる限り泣かせないようにすることも重要です。

安静にして過ごす

赤ちゃんの肺炎の治療は、入院治療が基本ですが、自宅療養する事も可能です。
自宅でケアする場合は。以下のことに注意するようにしてくださいね。

咳がひどくならないように適度に加湿してください。
室温、湿度は一定に保つようにしてくださいね。

適度な湿度

水分補給

脱水症状の予防や痰を出しやすくするために、こまめに水分を与えるようにしてください。
一度にたくさん飲ませると、咳と一緒に吐いてしまうこともあるので、スプーンを使って少しずつ飲ませるようにしてくださいね。
冷たい水ではなく、常温か少し温めた水を飲ませてあげましょう。

いかがでしたか?
赤ちゃんの肺炎は風邪と見分けがつきにくいので、判断に迷うことがあるかと思います。
肺炎の可能性があると感じたら、小児科を受診するようにしてくださいね。
早期発見できれば、症状も軽度で終わることがほとんどですよ。

上体を起こした姿勢にすると呼吸がしやすくなるので、縦抱きや枕やクッションを赤ちゃんの頭から背中部分に当てて、上体を起こした姿勢にしてあげてくださいね。

姿勢を調整する

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