大人がよく頼る風邪薬は市販のものです。
市販の風邪薬は年齢制限されているものが多く、子ども用の風邪薬を飲ませないといけません。
市販のものではなく、病院で症状を診てもらったうえで適切な薬を飲ませるようにしてくださいね。
病院で処方される風邪薬は以下の通りです。
子どもの風邪薬って?
子どもは大人に比べて免疫力が未熟です。
重症化すると、ただの風邪でも命を落としてしまう危険性があります。
また、合併症として肺炎や脳症を起こす可能性もあります。
脳症を起こすと、後遺症が残る可能性もあるので、風邪をひいたら小児科を受診するようにしてくださいね。
風邪は、鼻・のど・喉頭が急性炎症を起こした状態のことを言います。
そのため、風邪のひきはじめの症状が「喉の痛み」と「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」なんですね。
次に、炎症が気管や気管支まで広がると、咳や痰が見られるようになります。
さらに悪化すると、発熱や頭痛、腹痛や下痢・嘔吐等の症状も見られることがあります。
子どもの風邪は病院を受診しましょう
風邪の根本的な治療ではなく、症状を緩和するだけです。
市販の風邪薬も症状を緩和するための薬に分類されています。
症状を緩和するための薬が処方されることがあります。
熱が高ければ解熱剤、咳がひどいときは咳止め、吐き気がある場合は吐き気止めを処方されます。
症状を緩和するための薬
細菌を退治するための薬です。
風邪の原因のほとんどはウイルス感染によるものなので、風邪ウイルスに直接効くものではないのですが、ひどい風邪の場合に、抗生物質を処方されます。
風邪によって抵抗力が落ちると、細菌が肺の中に侵入しやすくなることで肺炎を引き起こしたりすることがあるので、他の病気の誘発や二次感染を防ぐ目的で飲まされることもあります。
抗生物質(抗菌薬)
抗生物質は簡単に使わない
子どもが風邪をひいて心配して焦る気持ちはよく分かりますが、むやみに風邪薬を飲ませないでくださいね。
子どもに風邪薬を飲ませるときの注意点は以下の通りです。
子どもに風邪薬を飲ませるときの注意点
抗生物質を頻繁に使っていると、細菌が耐性をつけてしまうことがあります。
耐性がついてしまった細菌を対処するのは難しくなってしまいます。今後のことを考えると、抗生物質を簡単に使うのは控えるようにしましょう。
また、抗生物質が体内の常在菌(善玉菌)を攻撃してしまうケースもあります。気をつけてくださいね。
処方された場合は、決められた量・回数を守るようにしましょう。
薬のアレルギー反応があるかどうか、しっかり見ておいてくださいね。
まずは子どもの様子を見ましょう。
食欲があって元気に遊んでいるようなら、薬を飲ませる前に少し様子を見るようにしましょう。
あまり過保護にならなくても大丈夫ですよ。
症状緩和のために、薬を濫用していると、体の免疫力がつかなくて、風邪をひきやすくなってしまいます。
服用量や頻度に気をつけるようにしてくださいね。
子どもが咳をしていますか?風邪をひいているのだから咳はでます。鼻水だってでます。普通の反応です。
症状緩和の薬を濫用しない
いかがでしたか?
子どもの風邪を治すためには、子ども自身の免疫力を高める事が大切です。
十分な休息と栄養バランスのとれた食事でしっかりケアしてあげてくださいね。