2017.01.23 Mon 更新

分娩台ってどんなもの?分娩台の上でいきみやすい体勢ってあるの?

陣痛がして子宮口も十分開いてきた!さあ産みましょう!となったとき、病院では分娩台に上がりますね。 この分娩台に上がったyとき、どんな姿勢をとったらいいのでしょう? 周りの医師や看護師が教えてくれるとは思いますが、予習できるのなら予習しておきたいですね。 今回は「分娩台といきみやすい体勢」についてご紹介します!

分娩台に上がるタイミングは?

人の身体は、痛みを感じると内側に曲げて丸まろうとします。
ですが、身体が丸まっている状態では、赤ちゃんを産む事は出来ませんね。股を閉じている訳ですから。
分娩台には、足を乗せる部分があり、股関節を外側に開くようにして、足が開いた状態で固定できるようになっています。
閉じたくても閉じれない状態になり、赤ちゃんを産むための体勢を整えます。

分娩台は出産時に使う専用のイス型の医療器具です。
この分娩台は、出産中の痛みに耐えられる工夫が施されており、スムーズな出産をサポートする役目があります。

分娩台ってどんなもの?

分娩台に上がって陣痛に苦しみ、赤ちゃんを産む印象が強い「出産」ですが、実際のところ、出産で分娩台に上がっている時間はあまり長くありません。
陣痛がおよそ1~2分間隔になって、子宮口が8cm以上開いてから分娩台に上がります。
分娩台に上がっても、人によっては10分足らずで生まれることも少なくありません。
一般的な目安は30分〜2時間だとされていますが、この分娩台に上がっている時間には個人差が大きいので、気をつけてくださいね。

子宮口が全開になり、助産師から「いきんでください」と言われたらいきんでください。
助産師がいきみ方を教えてくれるので、指示に従っていきみましょう。
しっかりと力を込めることが大切ですので、力を込めやすいように背中や腰は分娩台に密着させてください。

いきみやすい体勢は?

分娩台に上がってすぐにいきめるかと思いきや、そうではありません。
陣痛でそれどころじゃない、はやくいきみたい!と思っても、子宮口が全開になるまでいきんではいけないのです。
注意してくださいね。
医師や助産師からいきむように指示が出るまでは、いきみ逃しを続けるようにしてくださいね。

すぐにいきんじゃダメ?

いきみたくなる感覚は、陣痛の痛みと一緒にやってきます。Wパンチですね。
上手にいきみ逃しをすると、陣痛の痛みも少しは緩和されることもあるので、上手に逃がすようにしてくださいね。
自分で行うのが難しい場合でもm家族や助産師さんに協力してもらえますよ。
いきみたい感覚が現れたら、以下の方法で試してみてくださいね。

いきみの逃がし方

「いきまないで」と言われたら、「ハッハッハッ…」という、イメージとしては犬のような短い呼吸を繰り返すようにしてください。
両膝の間を見て、リズムに乗った呼吸を心がけてくださいね。

分娩台のグリップをしっかり握り、あごを引いておへそを見るようにしましょう。
目は閉じずに開いておいてくださいね。いきむときに目を閉じてしまうと、目の方に力が入ってしまい、いきみが弱くなります。
両足を外側に大きく開き、かかとに力を入れ、お尻を突き上げるように力を入れましょう。

・肛門あたりを押してみる
・腰をさする、腰や尾てい骨辺りを押してみる
・テニスボールや野球ボールを使って腰や肛門、尾てい骨辺りを押す
・手を広げて力が入らないようにする
・お尻の筋肉をキュッと締める
・正座やあぐらをしてかかとで肛門を押してみる
・ラマーズ法などいきみ逃しの呼吸法に集中
・好きなことを考えて、いきみや痛みから意識をそらす
・「痛みは怖くない」と、自分を落ち着かせる
・息をゆっくり吐きながら深呼吸する

いかがでしたか?
分娩台の上でいきみ続けるためには体力が必要です。
出産はかなり体力を消費するので、難しいと思いますが、できるだけリラックスした気持ちで出産に臨んでくださいね。

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