2017.01.29 Sun 更新

子供のおねしょが治らない?原因を理解して優しく対処していく方法

子供がおねしょをするのは2〜5歳児までは当たり前ですが、周りの子供たちがどんどん卒業していると聞くとママとしては焦ってしまいますよね。できれば小学校に入る前には治したいものです。そこで今回はおねしょについて詳しく調べてみました。

この2つの原因の他にも、眠りの質がよくない場合や疲れやストレス、胃腸の弱い体質などでおねしょをしてしまうこともあります。

これらの機能は子供の成長とともにできるようになりますが、子供にも個人差があり、早くおねしょを卒業できる子とそうでない子がいるのです。

おねしょをしてしまう原因は、おしっこの量を減らそうとする抗利尿ホルモンが子供にとってはまだ成長途中で分泌するリズムが整っていないためがひとつ。
もうひとつは膀胱がまだ小さく、おしっこを貯められないためです。
一般的には2〜3歳ごろから膀胱が大きくなり始め、4〜5歳ごろになると夜間におしっこをしなくても十分な大きさに成長します。

そもそもおねしょはなぜしてしまうのでしょうか。
赤ちゃんの頃は膀胱に尿がある程度たまると反射的におしっこをするものですが、成長するにつれて脳や身体の機能が発達していくと、我慢するということを覚えます。
人間の身体は3〜4歳ごろになると、夜になるとおしっこの量を少なくする「抗利尿ホルモン」が増え、膀胱も容量が広がります。
そのため、夜寝ている間はおしっこをしなくても大丈夫になります。

なんでおねしょをしてしまう?

8割ほどの子供が6歳ごろまでにはおねしょを卒業し、小学校低学年までには9割の子供がしなくなります。
また、6歳以上でおねしょを卒業したと思っていても月に1回くらい突然おねしょをしてしまう場合もありますが、一晩限りであれば問題ないでしょう。

基本的に、おもらしは成長とともに自然となくなります。
成長には個人差があるので年齢は様々ですが、お昼のおもらしよりは、夜のおねしょの方が長引くことが多いようです。
男女差でいうと、男の子が6割、女の子が4割ほどです。

おもらし、おねしょはいつ頃に卒業できる?

夜寝てすぐにおねしょをしてしまう場合は、自立するまでまだ時間がかかりますが、朝方になっておねしょをする場合は、卒業まで近いといえます。
お昼もおもらしがある場合は、夜のおねしょよりも先におもらしがなくなる場合がほとんどです。

おねしょをする時間帯による違い

まずは簡単なことから始めておねしょ卒業を目指しましょう。
寝る2時間前からは飲む水分量は少なくし、早寝早起きの生活リズムを実践してみてください。
夏場であれば脱水症状にならないように気をつけてくださいね。
寝る時間帯が遅い、睡眠時間が少ない、寝る時間がバラバラな場合は特に要注意です。
おむつは卒業していても、おねしょがずっと続いて子供が気に病むようであればおむつを履かせて安心感を持たせましょう。

おねしょをするのは本人のせいではないし、ましてや悪いことでもありませんよね。
しかし毎日繰り返していたり、周りの子供が卒業していく話を聞くと、どうしても不安になり焦ってしまう気持ちも分かります。
ですが、そこは個人差があることを理解し、おおらかな気持ちで接することを心がけましょう。
夜中におねしょをしてしまっても、無理に起こしてしまわないようにしましょう。
抗利尿ホルモンの分泌リズムが崩れて、かえって卒業が遅くなる可能性もありますよ。

おねしょを治すには?

ずっと治らない場合は病院へ

学校行事などでお泊まりがある時など、一番不安に思っているのは子供本人です。
責めたり叱ったりして余計なストレスを与えてしまうとかえって逆効果なことが多いです。
ほとんどの場合は、放っておいて自然と良くなるものです、余裕を持っておおらかな気持ちで見守っていきましょう。

小学校にあがっても頻繁におねしょをする場合は、いちど病院へ連れていき医師に相談してみましょう。
この時期でもおねしょが続くようであれば、夜尿症になっているかもしれません。
夜尿症の場合、内服薬を処方してもらえば8割の子供に効果があるそうです。

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