2017.02.10 Fri 更新

出生前診断について。診断出来る時期などについてのまとめ

妊娠が判明すると、大半の人は喜びを感じると思いますが、中にはそうでない人も勿論います。年齢や家計の状況などから出生前診断を考える人はいると思います。ただこの診断については様々な意見があります。もし診断を受ける場合は、十分に情報を調べて知識をつけることが大切です。そこでここでは、出生前診断についてまとめてみましたので、是非ご覧ください。

検査では主にこの5つの種類があげられます。

・NT超音波検査
・母体血清マーカーテスト
・新型出生前診断
・羊水検査
・絨毛検査

出生前診断の主な種類

ではまずは、出生前診断について説明していきます。
出生前診断とは、胎児に先天性の病気や奇形、がないか、染色体異常がないかを調べる検査の総称です。
もちろん一般的な妊婦健診でも、超音波検査や心拍の確認、羊水量などがチェックされます。
ですが、なんらかの異常が疑われる場合や、遺伝的な病気が考えられる可能性がある場合などには、夫婦または本人の希望があった場合にのみ、出生前診断を行うことができます。

出生前診断とは

超音波検査

出生前診断の検査の種類や方法について

この出生前診断にはいくつか段階があり、まず妊娠初期や中期にスクリーニング検査を行い、そこで異常が見つかった場合にすぐに高度な検査を行い確定診断を行います。
スクリーニング検査とは、胎児に異常があるかどうかの可能性を見る前段階の前段階の検査です。
このスクリーニング検査でリスクが高いと判断された場合には、さらに高度でおり正確な絨毛検査や羊水検査を行なうことができます。
絨毛検査については調査できる内容が羊水と同じかつ、羊水検査よりも流産の可能性が高いとされており、羊水検査よりも早く診断しないという希望がない場合は、あまり行なわれません。

出生前診断をする時期について

NIPT 新型出生前診断

費用はだいたい10,000~20,000円程で、トリプルマーカー検査とクワトロマーカー検査の2種類があり、お母さんの血液から胎児の体で生成されるホルモン濃度を検査して、陽性がでた場合は羊水検査を行なう必要があります。

母体血清マーカーテスト

費用はだいたい20,000~50,000円程で、通常の妊婦検診で行なう超音波検査と区別して行なわれます。
主に胎児の頸部に浮腫みがないか等を検査します。

費用は200,0000前後です。
陽性がでた場合、上記で記したように診断検査として羊水検査を行ないます。
そこでお母さんの血液を採取し、染色体異常を高い精度で検査できます。
この検査はまだ行なっている病院は少ないです。

出生前診断のメリット・デメリット

費用は120,000〜150,000前後です。
超音波で胎児の位置などを確認した後に、長い針をお腹に刺して羊水を少しずつ採取します。
採取した羊水の成分で胎児の遺伝子構造〜健康、成長などまで判断できます。
最終的な結論が出るまで1〜2週間程の時間がかかります。

羊水検査

いかがだったでしょうか。
出生前診断には賛否あるのは仕方がないことなのですが、判断はそれぞれの夫婦間でしっかりと話し合って、決めてくださいね。
また自分達で決めれない場合は、医師やカウンセラーに相談するのも良いでしょう。
専門家の話を聞くと、また受け入れ方や考え方が変わるかもしれません。
最終的には、自分達が判断を納得し、受け入れられるかどうかです。

まずメリットは先天性の病気などの可能性が高いと診断された場合に、妊娠継続の有無を選択できますし、継続を診断した場合は出産に備えて、心の準備や資金面の調整などができます。
仮に中絶を選択した場合でも、次の妊娠での可能性まで調べることができます。
デメリットとしては、やはり命の選択という重いテーマを背負ってしまうということです。
精神的にダメージを負ってしまう人も少なくありません。

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