2017.02.11 Sat 更新

お腹の中での胎児の気になる成長過程についてのまとめ。

妊娠が進んで行くにつれてお腹の中の胎児の成長が気になりますし、ちゃんと成長しているかどうか、心配になることってありますよね。そんな時に、今どういう風に成長しているのか分かると気持ちも少しは楽になりますし、更に出産が楽しみになりますよね。そこでここでは、そんな胎児の成長についてまとめてみましたので、是非成長が気になる方は、参考にしてみて下さい。

<胎児の様子>
・腎臓で作られた尿が羊水に排出される
・体の筋肉を自分で動かせるようになる
・五感が発達し、光や音に反応するようになる

妊娠3ヶ月目は心臓や脳、肺などの臓器が成熟しており、お腹の赤ちゃんは”胎芽”から”胎児”と呼ばれるようになります。
また体の発達でいうと、胴体や手足が発達し、2頭身から3頭身になり始めます。
さらに赤ちゃんが栄養と酸素を受け取る為の胎盤が作られていきます。

妊娠3ヶ月目の胎児の成長

お腹の中の胎児の成長過程を表すものを、成長曲線と言います。
この成長曲線は、正常に産まれた赤ちゃん達の妊娠中のデータを元に作成されており、胎児の成長、発育状態を確認する為の曲線です。
この成長曲線でおおまかに成長が判断出来ます。
胎児成長曲線は、母子手帳にも記載されていますので、是非チェックしてみてください。
では以下で、更に詳しくてみていきましょう。

胎児の成長曲線

妊娠5ヶ月目は安定期の1ヶ月目です。安定期では胎盤が完成し、つわりもだいぶ治まっている人が多い時期だと思います。
胎児は子宮内を活発に動き回り、胎動をしっかりと感じれるようになるのもこの時期です。

妊娠5ヶ月の胎児の成長

<胎児の様子>
・声帯が作られる
・顔に産毛が生えてくる
・生殖器ができてくる
・羊水を飲んでは出しを繰り返し、呼吸の練習を始める

この頃にはほぼ胎盤が完成し、お母さんの体と胎児がへその緒でしっかりと繋がれ、栄養や酸素をもらうようになります。
さらに骨や筋肉が発達し、妊婦検診で様々な動きを見てとることができます。
エコー検査の時に性別が分かる事もあります。

妊娠4ヶ月目の胎児の成長

<胎児の様子>
・聴覚がほぼ完成し、お母さんの声や心音が聞こえるようになる
・目を開くようになる
・体の表面が産毛で覆われる
・体がふっくらとしてくる

この頃には骨格や筋肉が発達して、激しい胎動を感じることがあります。
活発に動き回るあまり、逆子になる場合もあります。
しかし、成長するに連れて自然と頭が下向きになっていくことが多いので、そんなに心配する必要はありません。

妊娠6ヶ月の胎児の成長

<胎児の様子>
・髪の毛などが生えはじめる
・皮下脂肪がつき始める
・聴覚が発達する

妊娠7ヶ月目の胎児の様子

妊娠8ヶ月目以降の胎児の様子

<胎児の様子>
・目や鼻、口ができて機能し始める
・前頭葉が大きくなり、五感が発達する
・筋肉が発達し、手を握ったりできるようになる

脳が成長し、子宮内を自分の意志で動き回ることができ、肺が発達しますので、鼻の穴を使って呼吸の練習を始めます。

出産が近づき、外の世界に出る為に必要な機能がほぼ完成しています。
見た目もほぼ新生児と変わらない状態になります。
さらにこれから発育の最終段階に入り、胃腸が機能し始めたり、肺呼吸するようになります。
出産間近にはひざをお腹に引き寄せ、少し丸くなった状態でお腹の中にいます。

さあ、あとは無事に出産を終えるだけです!
胎児の成長曲線はあくまで目安ですので、必ずしもこの通りとは限りません。
個人差がありますので、余計な心配はいりませんので、成長をゆっくりと見守ってくださいね。

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