また、噛み合わせ練習の歯ぎしりは、歯ぎしりを繰り返すことであごの筋肉を鍛え、噛む力をつけようとしているとも考えられます。
周りの全ての出来事が新鮮で刺激的な赤ちゃんにとって、歯が生えてくるというのも初めてのことで気になるようです。
歯に慣れるまでは無意識に舌や指で歯を触ってみたり、噛み合わせを試して自分の歯の形や大きさ、硬さを確認しているのです。
歯ぎしりもその一環として、自分の歯を確かめる行為だと言われています。
噛み合わせの練習をしている
生後1歳にも満たない赤ちゃんで、まだ歯も生えそろっていないのに歯ぎしりをし始めて不安に思っているママもいるでしょうが、安心して下さい。
赤ちゃんが歯ぎしりをするのは珍しいことではありません。
赤ちゃんの歯ぎしりの原因は?
歯ぎしりは、上下の前歯2本が生えてくる頃から始める赤ちゃんが多いようです。
上下の歯の噛み合わせが気になり、歯で音がなることが楽しくてやっていることもあるそう。
赤ちゃんが歯ぎしりを始めるのは、赤ちゃんの歯が生える時期によって差があるので一概には言えません。
早い赤ちゃんでは生後3ヶ月で歯が生え始めたという子もいますし、遅い子は1歳になって初めて生えてくるという場合もあります。
歯ぎしりを始める時期はいつから?いつまで続くの?
なんでも口に入れたがる赤ちゃんは、興味があるものを口に入れて確かめたい場合と、歯がかゆくて何かを口に咥えたいという場合があります。
歯が生え始める時期は口の中がむずがゆくなり、そのかゆさが原因で歯ぎしりをしているようです。
この場合は、歯ぎしりというよりは歯ぐずりと同じかもしれませんね。
歯がかゆい
歯ぎしりが原因で受け口になるのは本当?
歯ぎしりは、赤ちゃんが歯の感触に慣れてくると自然と収まってきます。
もし、乳歯が生え揃った後でも、ずっと歯ぎしりをしているようなら、歯ぎしりが癖になっていて歯がすり減る可能性もあるので、一度小児歯科へ行って検診を受けておくのが良いでしょう。
上下の歯が合計8本くらい生えてくる1歳前後の頃は、歯ぎしりの音も大きく、赤ちゃん自身も感触や音に興味津々であることが多く、昼夜関係なく一日中歯ぎしりしていることも。
赤ちゃんが歯ぎしりを止めないと、気になって口の中を確認してしまいますよね。
歯が生え揃わないうちは噛み合わせが悪くていわゆる「受け口」になってしまうことも珍しくありません。
しかし、多くの子供は奥歯まで生え揃う頃にはキレイな噛み合わせになっていることが多いのであまり心配しすぎないようにしましょう。
3歳を過ぎても歯ぎしりが止まらない場合は、大人と同じくストレスが原因になっている可能性もあります。
幼稚園や保育園、引越しで環境が変わったなどの変化をストレスに感じていることも。
そういう場合は親子関係でのコミュニケーションやスキンシップを積極的にとって、子供の様子をよく見ておいてあげてくださいね。