2017.02.16 Thu 更新

不妊検査はいつ受けに行ったらいい?気になる検査の内容は?不妊検査についてまとめました。

不妊検査は、不妊が見られる場合にその原因を調べるための検査で、男女どちらも受けなければなりません。 不妊治療を始めるにあたって、まず最初に行う「不妊検査」はどのような内容なのでしょう? 今回は「不妊検査」についてご紹介します!

女性が受ける不妊検査の内容

不妊検査は、不妊外来のある病院の産婦人科か、不妊治療専門のクリニックで受けることができます。
男性の場合は、女性と一緒に産婦人科の不妊外来を受診するか、泌尿器科で精密な検査を受けるようにしてくださいね。

どこで検査を受けたらいい?

避妊をしていないのに1年以上妊娠しない場合、病院で不妊検査を受けるべきだとされていますが、それでは遅すぎる場合があります。
女性の年齢が上がるにつれて妊娠しにくくなるので、なるべく早い段階で不妊を疑う必要性があります。
避妊をしていないのに半年間妊娠しない場合、病院を受診するようにしましょう。

不妊検査を受けるタイミングは?

費用:約2,500円

血中ホルモン検査

受付を済ませると問診票が渡されるので、待ち時間に記入していきます。
服薬中の薬や妊娠・中絶・流産の有無、性生活の頻度、月経開始の年齢、生理痛のひどさや生理不順があるかどうか等の質問項目があります。
問診票や基礎体温をもとに、医師との問診が行われ、これからの治療の方針を決めていくために大事なものなので、きちんと答えるようにしてくださいね。

問診

病院によって保険が適用される検査があるので、金額は病院によって多少変わります。
女性が受ける不妊検査の内容は以下の通りです。

子宮や卵巣の状態をモニターに映し出して確認する検査です。
卵胞の成長状態や子宮内膜の様子などから排卵日を特定して、性交渉のベストタイミングを見極めることができます。
排卵が行われたかどうかも超音波検査で確認されます。
月経周期に合わせて、1周期に数回行われます。子宮内膜症や嚢胞性卵巣症候群等が見つかることもある検査です。

費用:約2,000~3,000円

超音波検査

血液を採取して、妊娠や排卵に関わるホルモンの分泌について調べます。
排卵障害や黄体機能不全等がないかどうか調べます。月経周期に合わせて低温期・高温期に数回検査をするのが一般的です。

子宮鏡検査

子宮内膜組織検査

子宮内の異常が疑われる場合、膣から内視鏡を入れて、子宮の状態をモニターに映し出しす検査です。
この検査で、子宮内膜ポリープや子宮筋腫等の病気が見つかることがあります。

費用:約5,000円

排卵後5~7日目に、細い耳かきのような器具で子宮内膜の一部を採取して、顕微鏡で状態を確認して、子宮内膜が着床にふさわしい状態かどうかを調べる検査です。最近では、あまり行われていない検査です。

費用:約3,000〜5,000円

クラミジア検査

費用:約4,000円

費用:約5,000円~15,000円

子宮卵管造影検査

卵管の障害を引き起こす原因となるクラミジアに感染していないかを検査します。
感染していても、症状を全く感じない女性も多くいるので、きちんと検査を受けるようにしてくださいね。

通水検査

カテーテルを子宮に入れ、卵管に二酸化炭素や造影剤、生理食塩水等を注入して、卵管に詰まりがないか、子宮の形状はどうなっているのかを確認する検査です。
病院の設備によっては、造影検査が受けられない場合もあるので注意しましょう。

費用:4,000~8,000円

卵管に生理食塩水を通すことで、卵管の通りを調べます。水圧の変化や、超音波で卵管の様子を観察されます。
子宮卵管造影検査より正確に卵管の様子を見ることができないので、費用が造影検査の半分で済みます。

フーナーテスト

費用:約1,000円

排卵日近くに性交をしたあと、子宮頸管粘液を採取し、粘液の中に精子が進入しているか、動きの良い精子がどれくらいあるかを顕微鏡で見る検査です。

抗精子抗体検査

費用:約10,000円

フーナーテストで精子の異常が認められなかったら行われる検査です。
採血し、血液中に「抗精子抗体」がないかどうか検査します。
抗精子抗体がある場合、精子を異物と判断して排除する作用が働いてしまうため、不妊の原因になってしまいます。

男性が受ける不妊検査の内容

男性の不妊検査は、女性と違って受ける時期は特に限定されていません。
男性が受ける不妊検査の内容は以下の通りです。

精液検査

費用:保険適用の場合 約300〜1,000円、保険適用外の場合 約5,000〜30,000円

費用:約100,000~300,000円

精巣生検

男性の不妊検査で行われる基本的な検査です。
自宅か病院で採取した精液の、色や量、含まれる精子の濃度、運動率、奇形率、白血球数等を調べます。
基本的な検査項目であれば保険が適用されることがほとんどです。

いかがでしたか?
早期に不妊検査を受けて原因を知り、それに合った治療を行うことが妊活を行う上で重要なことです。
「なかなか妊娠できない」と悩んでいるのであれば、まずは病院を受診して検査を受けてみてくださいね。

精液検査の結果、精子が全くない「無精子症」等の診断を受けた場合に、精子を作る器官である「精巣」がどれだけ機能しているか、顕微鏡検査で調べます。
泌尿器科や男性不妊治療に力を入れているクリニックで受けることができますよ。

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