2017.02.23 Thu 更新

赤ちゃんのアレルギー検査ってどうやるの?いつから受けられるの?

赤ちゃんの食事のお世話などをしていく中で、気になることの1つに「アレルギー」の問題があります。 湿疹が出来たり、咳やくしゃみが出たりしてもその症状だけでアレルギーなのかどうかを見極めるのは難しいものです。 アレルギーなのかどうか、アレルゲンは何なのかを知るためには検査を受ける必要がありますが、赤ちゃんはいつからアレルギー検査を受けることが出来るのでしょうか?

アレルギー反応が起こった場合には次のような症状が現れます。

アレルギー反応が起こるとどんな症状が出るの?

アレルギーの原因になる物質(アレルゲン)は多くの種類があり何に反応してしまうのかは個人差があります。
大豆・小麦・卵などの食べ物に反応する場合や、花粉・動物の毛・ハウスダストなどに反応する場合があります。
アレルギー反応を起こさないようにするためには、何に対して反応しているのかを知るために検査をする必要があります。

人間の身体には、細菌やウイルスなどの異物が入ってきた時にそれを攻撃して排除するために、免疫システムがあります。
しかし、本来身体に害を与えないようなものにもその免疫システムが身体に過剰に反応してしまうことがあります。
その症状がアレルギーです。

アレルギーってそもそも何?

アレルギー反応として呼吸困難や血圧の低下などの重篤な症状が出ていないのであれば、医師と相談しながらしばらく様子を見てみましょう。
検査を受けたほうがいい状態か、いつ頃検査するのかは医師の判断に任せると安心です。

何歳になったらアレルギー検査を受けられると言ったような明確な基準はありません。
しかし、アレルギーの検査は赤ちゃんにとって負担になりますので、低月齢の間はできるだけ避けたほうが良いかもしれません。

アレルギー検査はいつから受けられる?

風邪に似た症状も多く、見分けがつきにくいものもあります。
症状が表れた時には、その前に何を食べていたのか内をしていたのかをメモしておくと病院での検査に役立ちます。
赤ちゃんが起こすアレルギーの多くは、食べ物が原因になることが多いようです。
しかし、卵・小麦・乳アレルギーの場合は年齢が進むに連れて治まる事も多いので経過を見ていくようにしましょう。

・湿疹
・肌のかゆみ
・咳
・くしゃみ
・鼻水、鼻づまり
・目の充血
・目のかゆみ

血液検査

アレルギーの検査は小児科、皮膚科、アレルギー科で受けることが出来ます。
検査の方法は、主に「血液検査」「皮膚検査」によってアレルギーの可能性があるかどうか判断し、その後信頼性の高い「食物除去試験」「食物負荷試験」が行われるのが一般的です。

アレルギー検査の方法

最も一般的な検査方法で、アレルギー反応の引き金となる「lgE抗体」が血液中にどのくらい含まれているのかを調べるために採血をして調べます。
各アレルゲンごとにlgE抗体の数値を調べて、何がアレルゲンになっているのかを調べます。

【パッチテスト】
小さな紙などにアレルゲンのエキスを染み込ませて腕などに貼ります。
その後時間をおいて、皮膚の反応を確認します。
赤くなっていればアレルギーの可能性があると判断されます。

皮膚検査の方法は「パッチテスト」と「スクラッチテスト」の2種類があります。

皮膚検査

食物除去

【スクラッチテスト】
背中や腕の皮膚に出血しない程度の小さく浅い傷をつけ、アレルゲンのエキスを一滴ずつ垂らして反応を見ます。
皮膚が赤くなればアレルギーの可能性があると判断されます。

血液検査や皮膚検査でアレルゲンの可能性のある食べ物を、1〜2週間食べさせないようにします。
母乳育児をしている場合には、母親もアレルゲンの可能性のある食べ物をしないようにします。
しばらく様子を見て、症状が軽くなるかどうかを調べます。

食物負荷試

アレルギーは判断が難しいので、アレルギーのような症状が出た時にはまずは医師に相談しましょう。
その後、検査を受けたほうが良いのかどうかを判断するようにしましょう。

まとめ

アレルゲンの可能性のある食べ物を摂取して、症状が出るかどうかを調べます。
身体への負荷が大きく、場合によってはアナフィラキシーショックなどが起こることもありますので、医師の指示に従って安全面を考えながら行います。

アレルゲンが特定された場合は、そのアレルゲンを避けるようにするのが一般的な治療方法です。
もしアレルゲンを摂取して症状が出た時には、抗アレルギー剤などを処方してもらって、症状を抑えます。
医師と相談しながら、様子を見ていくようにしましょう。

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