卵アレルギーで起こる症状は、「皮膚のかゆみや湿疹」「じんましん」「目のまわりの腫れ」「目の充血」「咳」等が見られます。重症化すると「呼吸困難」や急激な血圧低下や意識障害などの全身性の症状である「アナフィラキシーショック」が見られることもあります。アナフィラキシーショックは命に関わる危険な状態であるので、注意するようにしてくださいね。
症状の現れ方には個人差があり、重症になるか軽症で済むのか等の程度にも個人差があります。
体調不良だと思って見過ごしてしまうこともあるので、何を食べたのかを等を記憶しておくと、アレルギーによる症状なのか見極めやすくなりますよ。
赤ちゃんの卵アレルギーの症状
卵アレルギーは、卵を食べたときに免疫機能が過剰に反応してしまい、身体にアレルギー反応を引き起こします。
アレルギーの原因になる物質であるアレルゲンは、卵白に含まれている「オボアルブミン」や「オボムコイド」というたんぱく質です。
赤ちゃんの卵アレルギーの原因
たまごボーロは食べられる?
卵は様々な食品に使われている食べ物なので、卵が使われているのかどうか、しっかり確認してください。
必ず食品表示・アレルギー表示を確認することを忘れないようにしましょう。
表示されていないお惣菜や小さな食品等は必ず店員に確認するようにしてくださいね。
食物アレルギーの対策は、「アレルゲンの食べ物を食べない」ことが一番有効です。
卵アレルギー診断されたら、卵を使われた食品を与えないでくださいね。
母乳育児を行っている場合は、生卵を食べることを控えるようにしましょう。
赤ちゃんの卵アレルギーの対策
予防接種は受けることできる?
自治体や園によって対応方法は異なりますが、医療機関や園と連携しながら給食を配慮してもらう必要があります。
アレルギーがある場合、給食での除去対応が可能な保育園を選んだり、幼稚園の見学時や入園の申し込み時に給食での除去対応が可能かどうかを確認しておいてくださいね。
保育園や幼稚園はどう対処するの?
赤ちゃんのおやつとして使われる「たまごボーロ」は、卵が使われているものがほとんどです。
卵アレルギーの赤ちゃんにたまごボーロを食べさせたい場合、「卵不使用」のたまごボーロを選ぶようにしてくださいね。
麻しんワクチン、おたふくかぜワクチン、インフルエンザワクチンには鶏卵成分が含まれています。
卵アレルギーの赤ちゃんは予防接種を受けることができるのか、不安ですよね。
たまごボーロをひとつ食べることができるようだったら、鶏卵成分は0.01gと微量なので、接種することは可能ですよ。
接種しても特に問題ないとされています。
ですが、卵を食べてアナフィラキシーショックを起こしたことがある場合は接種できないこともあります。
予防接種を受ける際、医師に卵アレルギーがあることを事前に伝えることを忘れないでくださいね。
いかがでしたか?
卵アレルギーが出てしまうと、口にする食べ物に気をつけなければいけません。
赤ちゃんの食物アレルギーは成長するにつれて、自然と治まることが多いです。
あまり神経質にならず、上手に付き合っていくようにしてくださいね。