2017.04.13 Thu 更新

ちょっと待って!赤ちゃんにはちみつはをあげるのはまだ早い!?

赤ちゃんの離乳食が始まると、食べさせて良いものと、ダメなものがあります。その中でも有名なものが、はちみつなんです。離乳食が始まったら、しっかりと何がOKでダメなのかを把握しておく必要があります。でも、なんではちみつがダメなのか、本当の理由を知っている人は、少ないと思います。そこでここではそんなはちみつについて、まとめてみましたので、是非参考にしてみてください。

赤ちゃんはいつからなら、はちみつを食べても大丈夫なのか

基本的に赤ちゃんの腸内は、”ボツリヌス菌”にとって良い環境で、増殖しやすいと言われています。
”ボツリヌス菌”は100度の熱でも殺傷することが難しい菌ですので、熱を通して調理しても防げないことが多いんです。
ですので、無理して早いうちから食べさせてもリスクが高まるだけですので、無理させないようにしましょう。

まず、”ボツリヌス菌”は食中毒の原因となる菌の一種で、普段は力を発揮しません。
しかし、免疫力が低く腸内環境が整っていない赤ちゃんが食べてしまうと、”ボツリヌス菌”の増殖を止める事ができずに、”乳児ボツリヌス症”を発症してしまうんです。

では早速、なぜはちみつがダメなのかをみていきたいと思います。
その理由は、はちみつに含まれる”ボツリヌス菌”により、”乳児ボツリヌス症”という病気を引き起こしてしまうリスクがあるからなんです。
この”乳児ボツリヌス症”とは一体なんなのでしょうか。

なぜはちみつはダメなのか

赤ちゃんがはちみつを食べて、必ずしも全ての赤ちゃんが乳児ボツリヌス症を発症するとは限りません。
しかし、発症してしまった場合は重篤な状態になる場合もありますので、注意しましょう。

実際にはちみつを食べたらどうなるのか

ですが、他の食材でアレルギーがある場合は、はちみつを食べさせる前に、かかりつけの医師に相談した方が安心かもしれません。
満1歳であっても、まだ離乳食完了期で、やっと食べ物に慣れてきたかな、という程度です。
赤ちゃんの普段の体質などを意識しながら、はちみつを与えるタイミングを考慮しましょう。

赤ちゃんがはちみつを食べても大丈夫なのは、1歳からです。
厚生労働省の離乳食の資料にも、”はちみつは乳児ボツリヌス症予防の為に、満1歳までは使用しない”と記載されています。
赤ちゃんの発症しやすい時期は、主に生後3週間〜6ヶ月の間です。1歳頃になると腸内環境が整いますので、微量のボツリヌス菌では発症することはなくなってくるんです。

万が一はちみつを食べてしまった場合の対処法

中には神経麻痺も起こる子もいますが、この神経麻痺が進行すると、呼吸器の神経を麻痺させて無呼吸状態となりますので、重篤化する危険性があります。
厄介なのは、この乳児ボツリヌス症を発症した場合、自然治癒ができないことです。
すぐに病院へ向かうようにしましょう。

また、菌によって消化器官が働かなくなり、便秘などの症状が現れるのも特徴です。
更に悪化した場合は、体に力が入らなくなったり、脱水症状も出てくる場合があります。

では、発症するとどうなるのでしょうか。
発症すると、まず元気がなくなり、母乳やミルクを飲む力が弱くなります。

はちみつを食べてすぐに発症するという訳ではなく、潜伏期間があります。だいたい3〜30日と長期に渡ります。もし普段と少しでも違う様子がある場合は、小児科を受診するようにしましょう。

<対処法>
・口内や体、手についてはちみつを拭く
・母乳やミルク、水等を飲ませる
・免疫力が弱いので、すぐに小児科へ連れていく
・症状が現れていないか、細かくチェックする

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