利き手は遺伝で決まるの?
じゃあ何歳ごろに決まるの?と疑問に思いますね。
アメリカの発達心理学者が「4歳頃に利き手は決まる」という研究結果を出しているようです。
4歳頃になった子どもがおもちゃを取ろうとするときや、ボールを投げる時、スプーンを持つ手が利き手である可能性が高いです。
どっちの手をよく使っているか子どもに注目してみましょう。
2〜3歳くらいになって絵を描いたり、ご飯を自分で食べられるようになると、クレヨンやスプーンを持ったりするので、左手を使う頻度が多かったりすると、左利きかな?なんて考えてしまうこともあると思いますが、この時点でも特に利き手は決まっていません。
お母さんやお父さんの食べる姿を見てものを使う真似をするので、ついつい対面して食べているお母さんを鏡写しにして左手で食べてしまうなんてこともあるようです。
赤ちゃんが左手をよく使っていると自分の子はどっちが利き手なんだろう?と、気になりますよね。
生後5か月頃になると、近くにあるものをつかむ仕草が多くなりますが、その時に使う手は特に利き手だからというわけではなく、近くにある手を使ってものをつかみます。
まだこの時点では利き手は判断できないようです。
いつごろ利き手は決まるの?
左利きはあまり良くないの?
利き手が決まることに大脳が関係しているとも考えられています。
大脳は左右に分かれていて、左脳は言語や数字などを担当していて「言語脳」と言われ、右脳は直感や音楽などを担当する「芸術脳」と言われています。
このうち、右脳が有利だと左利き、左脳が有利だと右利きになるといわれています。
脳の仕組みも関係ある?
また、原因のひとつとして遺伝があげられます。
両親のどちらかが左利きだと、子供も左利きになる場合が多いです。
ただ、可能性のひとつであり利き手が決まる原因ははっきりと明らかになっていないので、どちらが利き手になるかは成長してからのお楽しみですね!
将来的に左利きであることが不便に感じてはいけないという親心でどうしても、右利きに直してあげたいと思うお母さんたちもいますよね。
もしも、左利きへの矯正を行うときは、無理に直そうとさせるのではなく、ストレスを感じないように直してあげることが大切です。
ゲーム形式で右手だけを使った遊びをしたり、うまく使えたら褒めてあげたり、右手を使うことが楽しいと感じるようになれるといいですね。
子どものために矯正してあげたい!
左利きは昔から天才肌と言われていて、IQが高かったり、芸術的センスがあったりと良いことばかりです。
右利きの人口が多いゆえに右利き用の商品などが多く左利きは不便に感じるかもしれませんが、利き手は個性とも言えます!
無理やり利き手を変えさせると子どももストレスを感じてしまいますので、自然に受け止めてあげるのが良いでしょう。
人種などにかかわらず約90%の人が右利き、約10%が左利きであると言われています。
女性に比べて男性の方が左利きが多く、文字は右手で書くけれどもご飯は左手を使って食べるなどの両利きと言われる人もいます。
では、世界的に割合の少ない左利きだと何か悪いことがあるの?左利きだと何かと不便そう・・・と心配になるお母さん方もいらっしゃるかもしれませんが、心配する必要なんてありません。
自分でも利き手と逆の手で箸をもったり鉛筆を持ったりするとうまくできずにイライラしてしまいますよね。
子どもも同じ気持ちです。
叱ったりなどせず大らかな気持ちで矯正していきましょう。