2017.04.26 Wed 更新

自宅出産でも安全に出産できる?費用はどのくらい?

日本では一昔前までは自宅での出産は当たり前でしたが、現在ではほとんどの妊婦さんが医療機関で出産を行なっています。 しかし、最近になってまた自宅で出産を行いたいと考える妊婦さんも増えてきているそうです。 そこで、今回は自宅出産の方法や費用などについてご紹介いたします。

自宅出産を望んでいても、誰でも出来るわけではありません。
また、妊娠中は助産師さんや産婦人科で検診を受け、妊娠経過に不安要素が内科をチェックします。
助産院での出産の場合と同じように、妊娠経過が正常で以下のような症状に当てはまらず、自然分娩が行える人でないと、自宅での出産はできません。

自宅出産は誰でも出来る?

自宅での出産を望んでいなくても、思いがけずに破水や陣痛が起こり、そのまま移動することができずに出産に至るということもあるようです。

現在の日本では産婦人科にかかりながら、陣痛が来たらその病院で出産するのが一般的です。
しかし、出産は必ず病院で行わなければいけないというものではありません。
最近では、医療機関での管理されながらの出産ではなく、自宅など精神的に落ち着いて出産に望みたいと考える方も多く、助産院や自宅などで出産する人も多くなってきています。

自宅出産って実際に出来るの?

自宅出産をしたいと考えた時にまずすることは、出産をサポートしてくれる助産師を探すことです。
妊娠中の心身のケアや分娩時のサポートを行なってくれるので、自宅出産を行うママの強い味方です。
産婦人科だけでなく、助産院での妊婦検診は行なえますので、妊娠中の健康チェックも安心です。
しかし、助産師なら誰でも自宅出産を行なってくれるわけではないので、早めに探しておくのがオススメです。

自宅出産の方法は?

これらの項目に1つでも当てはまると、出産時の緊急事態に医療的な対処が出来る産婦人科での出産となります。
また、この項目以外にも問題がないかどうかは個人差がありますので、検診時などにしっかりと確認をするようにしましょう。

・過去に4人以上のお産をしていない
・妊娠経過に異常がない
・多胎ではない
・逆子ではない
・帝王切開をしたことがない
・過去もしくは現在、子宮に異常がない
・喘息・甲状腺異常などの合併症がない
・B型肝炎、C型肝炎、HIVなどの感染症がない
・胎盤の位置に問題がない
・血液型がRH(−)ではない
・胎児に異常がない
・羊水に異常がない

どの助産師にお願いをするかによって費用は異なりますが、大体30万〜50万だといわれています。
妊婦健診は初診8,000円程度、それ以降は5,000円程度かかりますが、妊婦検診補助券で産後に還付されますので、安心してください。

費用はどのくらい?

いきなり助産師が家に来て出産まで大丈夫?と不安になる方もいるかもしれませんが、事前に自宅に来てくれて環境と流れを確認し、出産本番のリハーサルを行なってくれる助産師もいますので、助産師を決める時に確認しておきましょう。

陣痛が始まれば助産師に連絡をしましょう。
自宅に到着すると、出産のための環境を整えてくれたり陣痛時のサポート、分娩後のケアまで行なってくれます。
産後も定期的なケアを行ってくれることが多いです。

助産師によっては自宅までの出張費や、出産のための衛生環境を整える材料費などが別途発生することもありますので、事前に総額がいくらになるのかを確認しておきましょう。
産婦人科での入院と違って、自宅での出産では入院の費用がかかりません。
また、自宅出産でも「出産育児一時金」として1児につき42万円が出ます。

自宅での出産は素敵なものですが、そこにこだわりすぎるとママも赤ちゃんも安全な出産ができないことがあります。
助産師さんをとしっかりとコミュニケーションをとりながら、不安なことがあれば医療機関にも相談するようにしましょう。

宅出産を考えていても、出産が近づいてきたら不安になって助産院や産婦人科での出産に切り替える方もいるようです。
医療機関の場合には、ベッドの空きがあるかどうかも問題になるので、医療機関での出産に切り替える場合にはできるだけ早くその意志を伝え、確認するようにしましょう。

まとめ

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