2017.05.24 Wed 更新

助産院ってどんなところ?助産院のメリットについてまとめました。

助産院とは、助産師が分娩の手伝いを行い、妊産婦や新生児への保健指導を行う場所です。 最近では産婦人科ではなく、助産院で出産するという選択肢を選ぶ妊婦さんが増えてきました。 助産院で出産するとどんなメリットがあるのでしょうか? 今回は、「助産院のメリット」についてご紹介します!

助産院で出産するのって安全なの?

助産院と病院は、医療法で定められた施設であるため、どのように分類されているのか疑問を持つ妊婦さんもいます。
助産院と病院の違いは簡単に言うと、産婦人科の医師がいるか、いないかの違いです。
助産院には産婦人科医がいないため、出産の際には医師免許が必要な医療行為を受けることができません。
「自然分娩」のみの分娩が適用されます。
分娩時に赤ちゃんが出やすいように会陰切除する場合がありますが、これは医療行為になるので病院でのみ行われます。

助産院と病院の違い

助産院は、医療法で定められた施設です。
助産院には、管理者が助産師であることや入院床数が9床以下であること等、いくつか条件があります。

助産院ってどんなところ?

以上のように様々な条件があり、その条件に1つでも当てはまってしまうと助産院での出産ができません。
喘息になった経験がある、不妊治療での妊娠、35歳以上で初産、前回の妊娠・出産で異常があった場合等は、事前に相談してくださいね。

・逆子
・多胎(双子等)ではない
・ 過去に4人以上のお産をしていない
・感染症にかかっていない
・胎児や羊水、妊娠経過、胎盤の位置や子宮に異常がない
・帝王切開をしたことがない

助産院で出産ができるのは、正常な妊娠経過で自然分娩ができる人のみです。

助産院で出産する条件

助産院では医療行為が行えないというリスクがあるので、安全面で不安を感じてしまいますよね。
そんなリスクを軽減するために、提携先の産婦人科と密に連携を取って、出産日には緊急でも産婦人科で処置できるように病院と提携している助産院がほとんどです。
助産院を検討するときには、出産時のリスク等の対応がどのようなものなのか、事前にチェックしておくと安心ですよ。

立ち膝や立位等、出産中の母体が一番楽だと思われる姿勢で自由に出産できますよ。
助産院は、母乳育児を推奨しているところが多いため、母乳マッサージや母乳相談等、アフターケアが充実しているところがほとんどのようです。

助産院では、家庭的な雰囲気や親身になってくれる助産師のもとで、妊婦さん自身に合わせたスタイルで自然分娩できるというメリットがあります。
助産師は医療行為ができないので、会陰切開や陣痛促進剤の使用はできません。
ですので、昔ながらの自然なお産を行います。

助産院で出産するメリット

助産院での出産費用

まとめ

助産院でも妊婦検診は行います。妊婦健診が1回5000円前後、分娩費用は45万円くらいであることがほとんどです。
家族が立ち会うかどうか、個室代に関しても金額の差があるので、事前にチェックしてどうするのかを決めるようにしてくださいね。

助産院での 出産は、保険が利かないため、費用が掛かります。
これは病院での妊婦検診と同様です。
妊娠・出産は病気じゃないので保険は利きません。
費用は助産院によって異なるので、事前にチェックしておきましょう。

いかがでしたか?
出産は命がけの大仕事です。
何が起こるのか分からないので、万が一の安全も考え、「助産院」という選択を選ぶようにしましょう。
家族や女性にとっての一大イベントである「出産」は、自分に合った場所と方法で行うようにしてくださいね。

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