2017.06.16 Fri 更新

自分で内診して排卵日が分かる「福さん式」って知っていますか?

「福さん式」とは元助産師の福さんという方がネットで公開したことから話題になった、自己内診による排卵日の特定方法です。 妊活について調べている時に目にしたことがある方も多いのではないでしょうか? 排卵検査薬を使用したり基礎体温から予測したり、排卵日を知る方法はたくさんありますが、その中で道具もいらずにすぐに始められる「福さん式」について詳しくみていきましょう。

福さん式は子宮口やおりものの様子を自分で内診して、排卵日を把握する方法です。
具体的には次のように行います。

福さん式ってどうやるの?

排卵日を特定する方法としては、排卵検査薬を使用する方法や基礎体温をつけてその変化から予測する方法がありますが、「福さん式」は子宮口やおりものの変化から自分の体の変化を把握して妊娠しやすいタイミングを予測する方法です。

妊活を考えた時に、まず初めに試すのが「タイミング法」ではないでしょうか。
これは女性の排卵日付近にあわせてセックスを行うことで、妊娠を目指す方法です。
このタイミング法でなによりも大切なのは「排卵日を特定する」ということです。

妊娠しやすいタイミング

福さん式で確認する子宮の様子は、位置や開き具合、硬さです。
妊娠しやすいと言われている排卵の2、3日前は子宮口が開いていて下の方まで下がって来ています。
また、排卵日前後は子宮口が柔らかくなります。

福さん式で何を確認する?

膣内に指を挿入する時には、指を濡らしてから行うとスムーズにできます。
また、外に出たおりものでは精度が落ちるので、必ず子宮口周りのおりものを指でとるようにしましょう。
子宮口の周りを指の腹ででくるっと撫でるようにし、指を少し曲げるようにするとおりものを取りやすいです。

1.爪を切って手を洗い清潔にする
2.足を肩幅に広げる
3.膣壁に指を沿わせて挿入する
4.奥に突き当たったら盛り上がっているところを探す
5.盛り上がりの真ん中の子宮口の様状態を確認する
6.子宮口周りのおりものを取り、粘りや色を確認する

子宮口の硬さの目安は、排卵日以外の時には鼻の頭くらいの硬さで、排卵日付近では耳たぶくらいの硬さです。

・子宮口が下がっている
・子宮口が開いている
・子宮口が柔らかい

排卵日が近いときには、次のような変化がありますので確認してみてください。

生理が終わった後から内診をはじめて、毎日チェックして子宮の様子を確認するようにしてくださいね。
いつもよりも子宮口に指が届きやすいと感じたら、子宮口が下がってきているということなので、排卵日が近づいている証拠です。

おりものの変化は?

【卵胞期(生理終了日~排卵前)】
おりものの量が少しずつ増えていき、乳白色。
サラサラとして粘り気がない。

【生理直後】
量がもっとも少なくサラっとして粘り気がない。

子宮口の様子以外にも、生理周期に合わせておりものも変化していきます。
排卵日が近づくと卵の白身のように糸を引くゼリー状のおりものになります。
この状態のおりものが出た時には、4〜5日後に排卵が起こると言われています。

生理周期によっておりものは次のように変化しますので、子宮口の様子とあわせて確認しておいてくださいね。

【黄体期(排卵後)】
色が白くなり粘り気が減って指でつまむとペタペタする。
排卵後は量が減り始めるが、生理前になるとまた少しずつ増える。

【排卵期(排卵1週間前~排卵直前)】
おりものの量がもっとも増え、透明で水分が多い。
卵白のようで指でつまむとトロっと伸びる。

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