クラミジア・ニューモニアエ
大人の場合には、性行為によってクラミジア・トラコマティスに感染することで性器クラミジアを発症しますが、免疫力が低下していない限りクラミジア肺炎になることはありません。
ママが妊娠中にクラミジアに感染すると、お産の時に産道でクラミジアに感染することで起こる肺炎です。
新生児期〜生後3ヶ月頃までに発症することがほとんどで、発熱はほぼありませんが結膜炎や鼻炎などの症状が出始め、咳や呼吸困難などを起こす事があります。
クラミジア・トラコマティス
クラミジア肺炎とはクラミジア属の細菌が感染することで怒る病気です。
その原因となるクラミジアの種類によって、大きく2つの分けられます。
クラミジア肺炎の原因は?症状は?
クラミジア・トラコマティス
原因となるクラミジアの種類によって、感染経路や予防方法は異なります。
感染経路は?
肺炎クラミジアとも呼ばれ、乳幼児から高齢者まで感染の可能性があります。
感染後に肺炎を発症しても、発熱が38度以上になることはほとんどなく、喉の痛みや乾いた咳が続く、鼻水や鼻づまりなどの症状が出ます。
子どもの場合には軽症で済むことが多いですが、体力や免疫力が低下している場合、高齢者などは重症化する危険性もあります。
治療法は?
感染者の咳や鼻水・唾液などの飛沫から感染します。
感染力はそれほど強くありませんが、発症までの潜伏期間が3〜4週間と長いので、知らないうちに感染してしまったり他の人にうつしてしまったりする可能性があります。
幼稚園や保育園、小学校など多くの人が一緒に活動する場や、家庭内での感染には特に注意しましょう。
日頃から手洗い・うがいを徹底して病原体が体内に入らないようにしましょう。
クラミジア・ニューモニアエ
妊娠中にクラミジアに感染していると、出産時に約10%の確率で母子感染が起こります。
母子感染が起こった場合には、約10〜20%の確率で新生児肺炎を発症すると言われています。
そのため、妊婦検診などでクラミジアに感染していないかどうかの検査を受け、感染がわかった場合にはできるだけ早く適切な治療を受けるようにしましょう。
クラミジア・トラコマティスに感染したことによる新生児肺炎の場合には、赤ちゃんに副作用が少ないマクロライド系の抗菌薬で治療します。
肺炎クラミジアが原因の場合は、マクロライド系のほか、大人にはテトラサイクリン系やニューキノロン系の抗菌薬が処方されます。
ほとんどは飲み薬での治療で改善しますが、症状が重い場合には入院が必要になることもあります。
治療にはクラミジアの増殖を防ぐために、抗菌薬が処方されます。
患者の状態や症状にあわせた薬が7〜10日分程度処方されますので、症状が治まったからといっても、再発や悪化を防ぐために自己判断で飲むのをやめないでください。