赤ちゃんが切れ痔になってしまったら、まずは病院に連れていきましょう。切れ痔を放っておいていぼになってしまうと、治療に時間がかかってしまうので、赤ちゃんが辛い思いをする時間が長くかかってしまいます。
病院へ連れていくと、まず肛門付近にできてしまった傷を治すために塗り薬が処方されます。
傷ができたまま放置してしまうと、さらにおむつの中のうんちから雑菌が入り膿がたまる病気になってしまうことも。
切れ痔になったらどうしたらいいの?
赤ちゃんがうんちをした後、おむつやお尻ふきにわずかでも血がつくようなら、切れ痔のサインです。
この状態が続くようなら小児科を受診しましょう。
切れ痔が続くといぼになってしまいます。赤ちゃんはうんちをするのが痛いので我慢するようになり、ますますうんちが硬くなり、便秘の悪循環に陥ってしまいます。
離乳食が始まる生後半年くらいから、赤ちゃんでも便秘になる子が増えてきます。便秘がひどくなると、うんちが硬くなり肛門が切れる、という肛門裂が何度も続き、これが切れ痔と言われるものです。
赤ちゃんの切れ痔
切れ痔にさせないためには、まず便秘をさせないことが重要です。
まだ離乳食前の赤ちゃんであれば、母乳やミルクを考え直しましょう。
赤ちゃんによっては、粉ミルクの銘柄を変えると便秘が治ったというママの意見が多いようです。
赤ちゃんの体質に合う合わないがあるのかもしれません。
切れ痔にならないようにするためには?
だいたいの場合は便秘を併発していることが多いので、便秘を解消するために便秘薬を処方されることがほとんどです。
浣腸をする場合もありますが、うんちが出た後は座浴をさせます。
座浴は、洗面器にお風呂程度のお湯を入れ、赤ちゃんのお尻にお湯をかけて肛門付近を洗い流します。
洗い流した後に、拭いて乾かし塗り薬を塗ります。大切なのは患部を清潔な状態に保つことです。
下痢は柔らかい便が出るので、肛門に負担をかけないと思うかもしれませんが、下痢も肛門に刺激を与えます。
切れ痔があるとその部分も刺激を受けるので悪化しかねません。
下痢の場合は、水分の取りすぎに注意しましょう。また、腸の不調が下痢につながります。
食物繊維やオリゴ糖・乳酸菌を摂取するように心がけて、下痢も予防してあげましょう。
下痢にも注意
また、便秘にならないためには水分も必要です。
離乳食を始めると、母乳やミルクを飲む量が少し減るかもしれませんが、赤ちゃんに水分は何よりも必要なものです。
切れ痔になる赤ちゃんが多くなるのは6ヶ月以降が多いです。離乳食によって便秘になることが多くなるので離乳食の内容を見直しましょう。
それでも便秘が続くようなら、食べているものが赤ちゃんの消化機能を超えているかもしれないので、離乳食の段階を1段階か2段階、引き下げてみましょう。