朝、昼、晩と3回食事を大人と同じリズムに近づけていきましょう。
これまで時聞が一定でなかった場合は、無理にリズムを変える必要はありませんが、少しずつ家族と合わせていってください。
そのためには、大人もできるだけ規則正しい生活を送ることが大切です。
朝食抜きや、夜遅すぎる食事は子どもには良い影響とはいえないので、仕事などで夕食が遅い家庭では、子どもの夕食だけ早めにあげるといいでしょう。
また、この時期は遊び食べをする子も増えてきます。
食事の時間をきちんと決めて、ダラダラと遊んで食べないようなら、切り上げてしまってもかまいません。
食事と食事の間をあけ、おなかをすかせるようにしましょう。
1日3回の食事リズムを崩さないように
食感や歯ごたえがある食べものを食べさせるようにしましょう。
1歳過ぎると、大人と同じ固さのものを与えてしまうママが少なくなくありませんが、前歯が生えていても、上下左右4本の奥歯が生えてくるまでは、大人と同じように食べものを歯ですりつぶすことはできません。
奥歯が生えそろう時期には個人差があるので、大人のものよりも少しやわらかめ、小さめのものをあげるようにしましょう。
子どもが食べている時の口の動きを観察してみましょう。唇をよじりながら閉じていたり、舌を左右に動かしたりしていれば、歯ぐきをしっかり使えていると思っていいでしょう。
色んな食べものを食べる経験を積むことで、舌や唇、あごを自由に動かせるようになっていきます。
離乳食完了期は、1歳頃からの子どもで、歯ぐきで食べものをすりつぶし、唇や舌を動かして食べる練習をする時期になります。スタートの目安としては、3回食に慣れてきて、バナナくらいの固さのものを歯ぐきでかめるようになってきてからです。
離乳食完了期ってどういう時期?
自分で食べたいという意欲を大切に育てて
離乳食後期の延長で、離乳食の固さや調理形態は、徐々に大人に近づいていきますが、大人と同じでは固すぎます。一見食べているように見えても、実は丸飲みしているだけです。
それぞれの子どものかむ力に合った固さのものをあげましょう。
大人の食事から取り分けるときも、子ども用にはやわらかく調理してあげましょう。
このころになると、子どもの食べる量にだいぶ個人差が出てきます。
他の子どもと比べたり、育児書に書いてある量を食べない、と悩むママも多いのですが、子どもが元気なら問題はありませんよ。
基本はやわらかめの食事を
食べものに対する好奇心がますます旺盛になり、フォークやスプーンを自分で使いたがる子も多いと思います。
たとえ半分くらいしか口に入ってなくても、自分で食べたい、という意欲は大切に育ててあげたいものです。
子どもが手づかみで食べられるおにぎりやサンドイッチを用意したり、ミートボールをスティックに刺してあげるなど、メニューに工夫を加えてみましょう。
ひとりで食べられたら、おおげさなくらいに褒めてあげてることも忘れずに。このころはまだ、ひとりでスプーンやフォークを上手に使えないので、ママやパパが手を添えて、口に運ぶのを手伝ってあげましょう。