2017.08.10 Thu 更新

子どもの寝相の悪さは元気な証拠!?なぜあんなにも寝相が悪いのか

子どもと一緒に寝ていると、突然蹴られたり、叩かれたり、頭の位置に足があったりと本当に寝相の悪さに笑ってしまいますよね。なぜ子どもはあんなにも寝相が悪いのでしょうか?子どもの寝相についてまとめました。

睡眠の状態が悪いと徐波睡眠の時間が少なくなり、大脳が深く休めていないということになります。つまり、姿勢良く寝れているということは、大脳がしっかりと休息できていないということです。逆に寝相が悪いということは、脳がしっかりと休めていることになるので、寝相の悪い子どもの方がむしろ安心していいでしょう。
小さな子どもはぐっすりと眠っている時間が大人よりも長いので、寝ている間によく動くだけで心配ありませんよ。

子どもの寝相が悪い大きな理由は、この徐波睡眠の時間が大人よりも長いのが理由だとされています。
徐波睡眠の状態になると、大脳が休んでいるためそのままの姿勢を保ったり体の位置を認識することが難しくなるようで、それが原因でベッドから転げ落ちたり、布団から出てしまうようです。

子どもの寝相が悪い原因は睡眠サイクルが大きく関係しています。多くの人が知っているように、人の眠りにはレム催眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)が交互に繰り返されています。レム催眠時には、体は休んでいても脳は動いている状態で、ノンレム催眠時は、体も脳も休んでいる状態だと言われています。
このノンレム催眠の中でも、特に深く眠っている状態のことを「徐波睡眠」と呼ばれています。

睡眠サイクル

なぜ子どもは寝相が悪いのか、それには理由があるようです。

子どもの寝相が悪い理由

子どもが良い睡眠を取れているからといって、寝返りをして布団もかぶらずに寝ている姿を見ると風邪を引いてしまわないか心配になりますよね。子どもは基礎代謝量が高いので、布団をかぶっていなくても簡単に風邪を引くことは少ないですが、それでもお腹を壊しやすいので、そんな時は腹巻をして寝させるなど、お腹周りをカバーして寝かせるようにしてみましょう。
夏場で暑くて寝苦しい時は、汗を吸いやすい綿などの天然素材のものを使うようにしましょう。

布団を被らなくて風邪を引かないか心配

また、子どもの熟睡中にはたくさんの成長ホルモンが分泌されています。成長ホルモンは体の深部体温が下がってくると多く分泌されますが、この熱が下がっているということは体から熱が放出されているということでもあります。
そのため、子どもは寝ている時に暑く感じて体温を下げようと布団を蹴り飛ばしたり冷たい場所を探してゴロゴロと転がっていくのです。

成長ホルモン

毎夜のように殴られたり蹴られたりする親からすれば素直な姿勢で寝てくれる方がイライラせずに済むでしょうが、元気に育っている証拠だと思ってあたたかく見守ってあげてくださいね。

子どもの寝相の悪いさは子どもがちゃんと成長しているということなので特に寝相を矯正する必要はありません。
むしろ自由に動けるように広いスペースを子どものために空けておきたいですね。

寝相は矯正するべき?

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