2017.07.07 Fri 更新

赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いている?症状や予防法は?

妊娠・分娩中のトラブルの一つである「臍帯巻絡」を知っていますか? 臍帯巻絡とは胎児にへその緒が巻きついている状態で、妊娠・分娩中に起こる臍帯異常の中でも起こる頻度が高いと言われています。 そこで、今回は臍帯巻絡の原因や症状、対処法に関してご紹介いたします。

臍帯巻絡が起こる原因というのははっきりとは分かっていません。
しかし、臍帯巻絡が起こった赤ちゃんの経口として胎動の激しい赤ちゃんが多いようです。
また、臍帯が通常よりも長い場合も多く、へその緒が長いことも臍帯巻絡が起こる原因となっているのではないかと考えられています。
しかし、これは長いから絡まったのか、絡まることで引っ張られ長くなったのかまではわからないようです。

どうしてへその緒が巻き付くの?

お腹の中の胎児は、羊水に浮かんでいる状態なので、へその緒が巻きついていても締め付けられて苦しいと言うようなことはほとんどありません。

この臍帯巻絡は、全分娩の約20%前後にみられ、臍帯異常の中でも起こる頻度の高いものです。
巻きついている部位は手足や胴の事もありますが、首に巻き付く頸部巻絡がそのうちの80〜90%を締めていると言われています。

胎盤とお腹の中の胎児を結んで、酸素や栄養を胎児に送る管を「臍帯」といいます。
いわゆるへその緒のことですが、その臍帯が胎児の身体の一部に巻きついている状態を「臍帯巻絡」といいます。

そもそも臍帯巻絡とは

検診で臍帯巻絡は分かるの?

しかし、へその緒から酸素や栄養を受け取っている赤ちゃんは、何度も身体に身体に絡まったりきつく締まったりすると、うっ血や呼吸困難などを引き起こす危険性があります。

お腹の中で臍帯巻絡が起こっていたとしても、基本的にママには自覚症状はありません。
これは他の臍帯異常と同じです。

何か兆候はある?症状は?

治療法、予防法は?

へその緒が1回巻き付いている状態では、基本的に心配しすぎる必要はなく、妊婦健診で赤ちゃんの心音や成長の度合いを観察していき、殆どの場合そのまま出産に進むことが出来ます。
赤ちゃんの状態に不安がある場合には、へその緒の中の血液がきちんと送られているかどうかを確認するなど必要な処置が取られます。

妊婦検診のエコー検査で臍帯巻絡かどうかわかる場合が多いようです。
しかし、臍帯巻絡があるからと言って、直接胎児の生命リスクにつながる可能性があるかどうかまでは判断しにくいのが現状です。

妊婦検診のエコー検査で、臍帯巻絡の起こっている箇所や巻きついている回数を診断することが出来ます。
しかし、お腹の外からはどうすることも出来ないので、妊娠中に臍帯巻絡の治療を行うことは出来ません。
赤ちゃんの様子を見ながら、お産が難しいと予想される場合や心拍以上が起こった場合には、緊急帝王切開などの処置が行われることもあります。

臍帯巻絡と診断された場合でも、1回の巻きつきの場合にはほとんど問題なく経膣分娩となります。
分娩時には赤ちゃんの心拍数などを観察するために、NSTという計測器をお腹に巻きつけます。
その後、出産を進めていく内に、赤ちゃんにトラブルが起きていないか注意しながら進めます。

出産時はどうなる?

また、臍帯巻絡を予防する方法はありません。
予防も治療もできない難しい症状ですが、お産まで安全に進むことが出来ることも多いものなので、医師とコミュニケーションをとりながら検診で経過を見ていきましょう。

まとめ

複数回巻きついている時や、経膣分娩の途中で赤ちゃんの心拍低下がみられる場合には、帝王切開での出産になることが多いようです。
巻き付きによって酸素や栄養が十分に運ばれなくなると、死産を引き起こす可能性もありますので、医師が赤ちゃんの安全を考えた分娩方法を判断します。

臍帯巻絡は起こる可能性の高いトラブルです。
もし、臍帯巻絡だと診断された場合でも、強く不安を感じるとストレスになり赤ちゃんにもよくありませんので、胎動チェックや検診時のエコー検査で様子を見ながら、リラックスして過ごすようにしましょうね。

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