授乳中の貧血の症状
出産のダメージ、育児疲れや寝不足なだけだと思っていたら実は貧血だったというのは、母乳育児ママにはよくあるそうです。
妊娠中に貧血になり易いのは有名ですが、実は授乳中のママも貧血になりやすいのです。
産後のママは、出産という大イベントを終えて身体がボロボロの状態で回復するのにしばらく時間がかかります。
しかし、産後何ヶ月経っても不調が続くという場合には貧血になっているかもしれません。
・身体がだるい
・頭が痛い、重い
・日中ずっと眠い
・抜け毛が増えた
母乳育児中に以下のような体調不良に悩まされていませんか?
授乳期の貧血について
授乳中でもできる貧血対策とは
また授乳中によくあるのが抜け毛ですが、鉄分不足になっていると優先順位の低い髪の毛まで鉄分が行き渡らず抜け毛が起こります。
赤ちゃんは3,4ヶ月頃がピークで授乳量が増えますので、抜け毛もその頃がピークになります。急に抜け毛が増えたというのなら、自分でも知らないうちに貧血になっている可能性が高いので注意が必要です。
しっかり休息を取らないと新しく血液を作り出すことができず、貧血がどんどん進んでしまいますので、貧血を予防するためには赤ちゃんのお昼ねに合わせてお母さんも身体を休めることが大切です。
貧血になると、立ちくらみやめまいなどが起こりますが、なんだか疲れやすく身体がだるいと感じるのも貧血の症状のひとつです。育児で24時間疲れているせいだけではなく、貧血から来るだるさもあります。
貧血予防に大切なミネラルの代表は鉄分ですよね。
鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」がありますが、体内での吸収が良いのはレバーなどの動物性食品に含まれる「ヘム鉄」ですが、栄養面全体から考えるとやはりこの二つをバランスよく摂っておいた方が良いでしょう。
鉄は意識して摂らないとすぐに不足してしまいがちなので、様々な食品からまんべんなく摂るように心掛けましょう。
ミネラル(鉄分)
授乳中では、赤ちゃんへの影響も考えるとあまり薬に頼るわけにもいきませんよね。貧血の対策には食事療法がおすすめです。
赤ちゃんに栄養のある母乳を飲ませてあげるためにも、普段の食事から必要な栄養素を補っていきましょう。
ビタミン
食事中のたんぱく質が不足して体内貯蓄のたんぱく質が使われると、ヘモグロビン(血色素)生成に使うたんぱく質が足りなくなり、ヘモグロビン生成に異常が起これば赤血球も減少してしまいます。
なので、卵や肉類、魚介、乳製品、大豆などの良質なたんぱく質を含む食品もちゃんと食事の中で取り入れていくことが大切です。
タンパク質
鉄はビタミンCと一緒に摂ることで吸収が良くなるので、鉄と一緒に積極的に取り入れていきましょう。
ビタミンCは体内では生成されないため、ビタミンを多く含む小松菜やレモン、苺、キュウイなどを普段の食事に取り入れるようにすると良いですね。
授乳期は赤ちゃんのためにも栄養素をバランスよく摂取していきたいですが、貧血だと料理をするのも一苦労ですよね。
身体がどうしてもキツい時は無理せず、病院で診てもらったり、鉄分をサプリメントで補うという方法もあります。
慣れない産後と育児で大変だと思いますが、無理のない範囲で貧血解消を目指しましょう。