2017.09.01 Fri 更新

赤ちゃんが突然ビックリしている!それってもしかしてモロー反射かも!

モロー反射という言葉を聞いたことはありますでしょうか。赤ちゃんが生まれてすぐ、何の前触れもなく突然ビクッとすることです。初めて見た時は驚かれると思いますが、新生児の赤ちゃんにはよくありがちです。そこでここでは、なぜこのモロー反射が起こるのか、またモロー反射によって赤ちゃんが起きたり泣いたりした時の対策などについてまとめてみましたので、是非ご覧ください。

ただこのモロー反射は、お母さんが自分から離れないように探している仕草とも言われており、何かの音にビックリして手を伸ばした際に、お母さんがいなかったら泣いてしまう、という説もあります。
もし赤ちゃんがずっと泣いているようでしたら、優しく抱きしめてあげて、落ち着かせてあげましょう。
そうすることで、また落ち着いて眠ることができます。

先述したように、モロー反射は無意識に行なっていますので、赤ちゃんの意志とは関係ないです。
寝かしつけて布団に降ろした時のわずかな刺激や大人が気がつかないような音でも反応してしまいます。
それがキッカケで、せっかく寝ていたのに起きてしまったり、泣いたりしてしまうケースがあります。
これが何度も繰り返されると、結構お母さんとしては疲れます。

モロー反射で赤ちゃんが泣く・起きる時の対策について

モロー反射は、赤ちゃんの神経が未発達な生後3〜4ヶ月頃まで見られ、この反射がなくなる頃に、首すわりなどの首の動きが可能になると言われています。
神経の発達過程の一つとも言われていて、何度も繰り返し反応する子もいれば、気がつかない程度の反応しか示さない子もいます。
反応した際は、手足をびくつかせ、何かに抱きつこうとします。
これはほぼ無意識で行なっています。

モロー反射とは、赤ちゃんが大きな音などにより急に刺激を受け、驚き、手足を大きくびくつかせる反射の事を指します。
オーストラリアのモロー医師が最初に発見したことで、この名前がついたと言われています。
所謂、新生児特有の原始反射と言えるでしょう。

赤ちゃんのモロー反射について

まずは、普段の様子をしっかりとみてあげましょう。
仮にてんかんだった場合は、頭が特徴的な動きをしたり体を屈伸させたりすることがあります。
もしこのような行動をしているようでしたら、一度医師に相談してみましょう。

反射の度合いには個人差があり、激しく驚く子もいれば、こちらが気がつかない程度の驚きしか見せない子もいます。
モロー反射が激しいと、てんかんや低血糖、頭蓋内出血を疑うことがありますが、お母さんの手を掴んだら治まったりするのであれば、問題はありません。

モロー反射が激しい時

モロー反射は生理的な反応ですので、そんなに心配する必要はありません。
新生児の時期にしか見られない貴重な姿でもありますので、特別気になる所がなければ深刻に考える必要はありませんよ。
ただ、モロー反射を見るためにわざと驚かせたりするのは赤ちゃんにとってストレスになりますので、絶対にやめて下さね。

モロー反射は生理的な反応です

それ以外にも不安なことがある場合は、一度医師に診せて不安を取り除いてスッキリしておくことをオススメします。
逆にモロー反射がなさ過ぎる場合は、新生児黄疸のひとつである核黄疸などのケースもありますので、共通して言えるのは普段から様子をしっかりと見ておきましょう、ということです。

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