1日目〜約1週目まで
出産後2〜3時間はお母さんの状態を観察するため、分娩室ですごしまう。
その後病室に移りますが、悪露の交換や消毒、排泄などは寝たままでし、助産師がサポートしてくれます。
8時間ほどで自分で歩くことを許可されるところもあるようですが、最初に起き上がったときはまだふらつく場合もありますので、十分注意するようにしましょう。
出産当日は、面会は夫や家族だけにしてもらうと良いでしょう。
まずは出産直後から
産褥期とは母体が妊娠前の体に回復する時期をいいます。
元の体に戻るには6〜8週間ほどかかりますので、その間しばらくは家事などは夫に手伝ってもらい、無理のない範囲で赤ちゃんのお世話をすることから始めましょう。
長引かせないよう、最初はしっかりと休みながら育児を行い、母体の回復に努めましょうね。
産褥期とは?
産後4週目
家に帰ってからは、まだ布団に横になった状態から起き上がるくらいにしておきましょう。
安静にすることが必要なため、家事は家族に任せ、赤ちゃんの授乳とオムツ替えなどお世話に集中して慣れるようにしてください。
3週目には、立ち上がって家事を始めても良いですが、長い立ち仕事は控え、つたれたらすぐに横になるようにしましょう。
夜中の授乳もあるため、赤ちゃんと一緒にお昼寝をし、睡眠時間を確保するようにしましょう。
自分のペースで赤ちゃんと一緒の新しい生活に慣らしていきましょうね。
産後2週目〜3週目
次の日から起きて歩くことができますので、トイレなど自分で行けるようになります。
また、悪露の手当ては自分で行うところが多いようです。
それから、退院までは、医師の回診が毎日あり、子宮や悪露の状態、体温、脈拍、排尿便の回数をチェックされます。
その他、助産師より、授乳のしかた、乳房マッサージの指導があります。
乳房マッサージは積極的に行うようにしましょう、
また、オムツ交換についても指導を受け、赤ちゃんのお世話を早くマスターできるようにしましょう。
2日目はお母さんが起きている間だけ、赤ちゃんと同室になります。
3日目からは終日赤ちゃんと同室で過ごせるようになります。
1週間後には退院となりますが、それまでに赤ちゃんの衣服を用意する他、育児についてわからないことは今のうちにお医者さんや助産師に質問しておくと良いでしょう。
また、夫や家族にも協力してもらい、家に帰ったらすぐに赤ちゃんを寝せられるように準備してもらうようにしましょう。
風がなく天気が良い日には、赤ちゃんを外気浴させるようにしましょう。
それに慣れてきたら、次は日光欲を。
日光浴を始める際は、足元から始め、少しずつ日光に当てる部分を冷やし、最終的には裸で全身に当てます。
日光アレルギーの赤ちゃんもいますので、よく観察しながらゆっくり行ってくださいね。
母体はほぼ回復し、育児や家事が普通にできるようになります。
里帰りをした人は1ヶ月検診で経過を診てもらって許可が出れば、晴れて自宅に帰る事ができます。
赤ちゃんとの生活のペースもこの頃にはつかめてきます。
産後5週目〜8週目
そろそろ床上げをする時期です。
まだ無理は禁物ですが、 この頃から横になってばかりではなく、きつくなったら座って過ごすようにすると良いでしょう。
また、赤ちゃんを1ヶ月検診に連れて行きましょう。
経過が良いようであれば、医師より普段の生活に戻っても良いと許可が出るはずです。
母体が回復するスピードは様々です。この時期にまだ床上げは無理と感じたらすぐに実行することはありません。
長い人では2ヶ月かかる人もいます。自分の体調とよく相談しましょうね。
ここからは以前の生活に、赤ちゃんの育児が加わった生活となります。
最初は育児がうまくいかなかったり、両立が難しかったり、マタニティーブルーになってしまうこともあります。
でも、最初は出来なくて当たり前!最初から完璧にできるひとなんていません。
パーフェクトな育児がどんなものかわからないまま、完璧を目指すなんてとても不可能なことです。
少々手抜きしてでも、自分と赤ちゃんの事が優先してしまってもいいんですよ。
無理なく、赤ちゃんと一緒に成長して行くつもりで、余裕をもって育児ができるといいですね。