2017.09.13 Wed 更新

赤ちゃんに多い発熱時に起こる引きつけ熱性けいれんについて

赤ちゃんが熱を出しているのだけでも心配なのに、突然けいれんを起こしたりしたら、お母さんはパニックになってしまう事でしょう。 でも、熱性けいれんと言って生後6ヶ月以降の赤ちゃんは熱のあがり始めにけいれんを起こしやすいのです。 こういったときは、ちゃんと対処して、様子を見るだけで良い場合があります。 本日は、「熱性けいれん」についてまとめました。・

初めてけいれんを起こしたときは、念のため受診しておくと良いでしょう。

この熱性けいれんは生後6ヶ月くらいから起こるけいれんの中でよくあるものです。
かぜや、はしか、突発性発疹などの急に熱が上がってしまった場合に発作を起こすことが殆どです。
なお、3歳以降、5歳ころまでで自然と起こらなくなります。

38度以上の発熱がある場合に起こるけいれんを「熱性けいれん」と言います。
たいていは、5分以内に引きつけが治り、後遺症の心配をすることはありません。
熱の上がり始めに、よくこの熱性けいれんが起こります。
脳炎や脳出血、てんかんは原因がはっきりとわかっているため、これらとは全く違うものとして区別されています。

熱性けいれんとは

熱性けいれんの症状

症状として、強直性と間代性という2つの痙攣があります。

強直性けいれん

体を硬直させ手や足など突っ張るようなけいれんを起こします。
また、意識を失ってしまうこともあり、呼びかけに反応せず、顔色も悪くなります。
白目をむいて口から泡を吹き息が止まる事もあります。

手足をばたつかせ、顎がガクガク震えます。

受診時に役立ちますので、熱性けいれんが起こったら、その起こった状況や様子、体温、回数、症状起こった時間の長さなどメモしておくと良いでしょう。

間代性けいれん

熱性けいれんの対処法

まずはお母さんが焦らないことが大事です。
落ち着いて下記の対処を行いましょうね。

揺すったり、大きな声でよびかけない

けいれんを起こしたからといって、抱えて揺すったりすることは赤ちゃんの体の負担となってしまいます。
揺さぶられっ子症候群になる可能性があり、それにより脳出血などの恐れもありますので、揺すったりはしないようにしましょう。
また、声をかけることも刺激となってけいれんが長引く場合があります。

気道を確保する。嘔吐している場合は速やかに体を横にむける

首回りのボタンを外し、服を緩めて呼吸をしやすくしてあげましょう。
また嘔吐している場合は、吐瀉物で喉をふさがないよう横向きに寝かせてあげてくださいね。

割り箸などものを口にかませない

けいれんするときは歯をくいしばっている様子のときもあるかもしれませんが、熱性けいれんで舌を噛むような事はありません。
食いしばる力は以外と強く、割り箸など折れて2次被害が出る恐れがあります。
ものを口にかませるのはやめましょう。
また、赤ちゃんが呼吸がしづらくなり、窒息状態となる可能性もあります。

こういう場合はすぐに受診を!

すぐに病院を受診するかの判断の目安として、以下のようなときはすぐに病院を受診するようにしましょう。

★5分以上続いている場合
★熱がないのに引きつけを起こす場合
★けいれんが左右のどちら側かだけの場合
★一方から広がっていく場合
★発作が治まっても意識が戻らなかったり顔色が悪い場合

まとめ

熱性けいれんの場合、発作が起こるのは1回だけで、一回の熱で繰り返すことはほとんどありません。
もし、熱もなく日頃からけいれんを繰り返すようであれば、別の病気の可能性もあります。
初めてけいれんを起こしたときに、検査をしておくことで、熱性けいれんでその後の対処は家で様子をみれば良いのかもわかってきます。

周りの大人がおちついて対処すれば、熱性けいれんで死亡してしまうことはありません。
逆に間違った対処法をしたときの方が、赤ちゃんに危険が及びます。
落ち着いて対処できるよう、受診の目安も含めてよく知っておくことが重要ですね。

このまとめに関する記事

ランキング

ページトップへ