本に書いてある通りに読み進める必要はない
また、絵本にも様々な種類のものがあり、触って楽しむものもあれば、絵が立体的に飛び出したり、動いたりする仕掛けのあるもの、他にも音が出るものなど普通の絵本だけでなく、そういった変わり種の絵本であれば見て聞いて触って楽しむということで本に興味を持ってくれるかもしれませんよ。
集中して本の話を聞いてくれないうちは、お話しがメインの絵本よりも、純粋に子どもが楽しめる絵本を選んでみてください。
絵本が楽しいものだと子どもが思ってくれたら、自然とお話しも聞いてくれるようになってきます。
無理やり読み聞かせをして、絵本の時間が嫌いにならないようにしてあげてくださいね。
そんな時は文章の少なく、絵にインパクトのある絵本をチョイスしてみるといいかもしれません。絵だけのものや、1ページにひと言程度の絵本です。
話を聞かせるというよりも、1ページ1ページの絵の変化を楽しんでくれるようにページをめくりましょう。
1歳の子どもは、まわりに興味を引くものも多いのでじっと読み聞かせを聞いていることは難しい場合も多いようです。
目の前に本があったら、手を伸ばして触ってみたいと思ってしまいます。
集中できない子に読み聞かせる時のコツ
家の中で読み聞かせをする際、子どもを膝の上に乗せたり、一緒に寝転んだ体勢でいることが多いと思います。こういう場合、どうしても子どもの手の届く場所に絵本があるので、自分で触ってみたくなってしまうのです。
好奇心旺盛な子どもだと、なかなか落ち着いて読み進めることも難しいと思います。
そんな時は、図書館や児童館など、外の読み聞かせ会に参加してみてはどうでしょうか。
周りに同じ年代のお友達が居て、みんなで絵本のお話しを聞くので、周りを見て自然に読み聞かせの楽しみ方を覚えてくれるかもしれません。
家の中だけでなく、外での読み聞かせ
そういう時は、無理に絵本の通りに読み進める必要はありません。子どもがページをめくってしまう時は、そのページに合わせた絵の内容を語ってあげるだけでも読み聞かせとして成り立ちますよ。まずは子どもと一緒に絵本の世界、本に触れている時間を楽しむことが大切です。
読み聞かせをしたいのに子どもが勝手にページをめくったり、戻したり、閉じたりしてしまうことはよくあります。
早く次の絵が見たいのか、単純にページをめくるのが楽しいだけかもしれません。子どもが自分の手で本をめくるのは、好奇心が動かされているからです。
図書館などでの読み聞かせは、始まる前に手遊びや歌を歌ったりして、子どもを上手に絵本の読み聞かせに誘導してくれるところも。
絵本だけでなく、紙芝居などもあるので、子どもにとっては新鮮で興味を持ってくれるかもしれません。