2016.04.19 Tue 更新

ルテイン嚢疱って?妊娠中のこの病気の原因と症状、治療法について

ルテイン嚢疱という病気はご存知ですか? 聞き慣れない病気ですよね。 発症する人も少数なのかと思いきや、女性の誰もがなる可能性のある病気なんです。 女性が妊娠中になる特有の病気です。 ルテイン嚢疱が原因で流産を起こしてしまったということも珍しくありません。 今回は、「ルテイン嚢疱について」をご説明します!

「腫瘍」は、臓器にできる、いわゆる「できもの」です。
異常に増えた細胞の塊です。
腫瘍には、良性腫瘍と悪性腫瘍があり、「良性腫瘍」はできものがが大きくなったものです。
体に悪影響を与えるものもありますが、基本は大丈夫だとされています。
「悪性腫瘍」は、いわゆる「がん」です。早期発見、早期治療が必要なものです。

「嚢胞」と「腫瘍」の違い

「卵巣が腫れてしまう病気」です。
妊娠すると、ホルモンの関係で卵巣が少し腫れることがあります。
これは全員に起こる、「妊娠」特有の症状です。
この卵巣の腫れは、大体妊娠4ヵ月あたりに元の大きさに戻ります。
しかし、小さくなっても卵巣の大きさが6cm以上ある場合があります。
その状態になると、「ルテイン嚢胞」と呼ばれるものになります。
ルテイン嚢胞と診断されると、検査や治療が必要になることもあります。

「ルテイン嚢疱」とは?

ルテイン嚢胞の症状

妊娠初期の時期に、胎盤となる「絨毛」という組織から「HCG」というホルモンが分泌されます。
この「HCG」というホルモンは、排卵後、卵巣に形成された黄体を刺激して機能を維持させるという重要な役割があります。
この「HCG」が卵巣を過剰に刺激することが原因で腫大すると言われています。

ルテイン嚢胞の原因

卵巣が腫れるだけで、自覚症状はありません。
妊娠2〜3ヵ月を過ぎると、ほとんどの人は小さくなっていきます。
ですが、これには個人差があり、逆に直径7cmを越す程大きくなる人もいます。
ある程度大きくなると、一般的な卵巣腫瘍のように、破裂や茎捻転を起こす場合があります。
そうすると緊急手術になります。
ですが、そうなる方は非常に珍しいです。ほとんどの方は症状がありません。

「黄体」とは

ルテイン嚢胞の診断方法

黄体は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌します。
そして、子宮内膜に作用し、受精卵が発育に適した環境を作り出す大事な役割があります。
妊娠初期(胎盤が形成される妊娠4〜5ヵ月)までは、受精卵が育っていくために黄体の機能を維持していなければいけません。

自覚症状がないので、自力で気付くことはありません。
ほとんどが妊婦検診中の超音波検査で発見されます。
必要に応じてMRIで診断します。

ルテイン嚢胞の治療方法

妊娠中ですし、薬の服用はありません。
2〜3ヵ月を過ぎると、ほとんどの人が小さくなるので、経過観察が主です。
破裂、茎捻転等で流産を起こす場合は、手術で卵巣摘出や嚢胞の縮小等を行います。

ルテイン嚢胞が赤ちゃんに与える影響

卵巣が腫れるだけなので、赤ちゃんの発育も妨げませんし、赤ちゃんに与える影響はありません。
問題になるのは、破裂・茎捻転・嚢胞の増大による圧迫です。
嚢胞が大きくなることで、腸が圧迫されるようになります。
そうすると、茎捻転が引き起こされ、腹痛に苦しめられたり、破裂する場合も…。
嚢胞が大きくなり、子宮が圧迫されるようになると、流産を起こす可能性があります。
以上のように、危険な可能性がある時は、手術で卵巣摘出や嚢胞の縮小等を行います。

ルテイン嚢胞は、妊娠中の女性の誰にでも起こる病気です。
流産を引き起こす原因にもなる実は危険な病気です。
ですが、危険になる可能性は極めて稀だと言われています。
ルテイン嚢胞と診断されても、あまり過敏にならず過ごしてくださいね。

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