2016.05.11 Wed 更新

妊婦さんにはカルシウムも欠かせない!!その働きと必要摂取量について

子供の成長にカルシウムって欠かせない栄養素の1つですよね。 それってお腹に赤ちゃんがいる妊婦さんにも共通して言えることなんです。 妊娠すると、カルシウムをしっかり摂るように言われることがあるんです。 それは何故でしょうか? 今回はそんな「カルシウム」についてご紹介します。

脳の活動を促進し、骨の主成分でもあるカルシウムは、身体の機能を正常に保つ働きを持つ栄養素です。
筋肉を動かす、神経伝達物質やホルモン分泌を調節する等の働きを持ちます。
他にも免疫に大きく関わりがあり、出血を止める為にも使われている大切な栄養素です。
体内で生成することが出来ないので、食べ物やサプリメントから摂取しなければいけません。

カルシウムの働き

妊娠時は、胎児の骨や歯を作るためにより多くのカルシウムが必要になり、足りなくなるとママの骨や歯に蓄積されたカルシウムを溶かし、胎児へと運びます。
その結果、母体の骨密度は低下し、骨がもろくなってしまいます。
実際に出産未経験の女性に比べて、出産を経験した女性の方が平均して骨密度が低いという調査結果も出ているそうです。
他にも足がつりやすくなったり、ひどい肩こりに悩まされたり等様々な症状がでてしまいます。

妊娠するとカルシウム不足になりやすくなります。
カルシウム不足になると、出産後に骨密度が低下したり歯がもろくなったり、胎児の骨や歯まで弱らせてしまうことがあります。
これは避けたい自体ですね。
何故カルシウム不足になるのかというと、妊娠・出産によって大量にカルシウムを消費することが原因のようです。

妊婦はカルシウム不足になりやすい!

カルシウムと一緒に摂りたい栄養素

1日に必要なカルシウムの量は、600mgですが、妊娠中は1.5倍の900mgです。
妊娠中は特に意識をして、カルシウムが多く含まれる食品を摂ってください。
牛乳やチーズ等の乳製品はカルシウムが豊富に含まれているのでオススメです。
通常の食事にもカルシウムが多い小魚類や大豆食品を取り入れたり、おやつなどの間食にはカルシウムが豊富に含まれるものを食べる等工夫をしていきましょう。
他にも海草類、干しえび、がんもどきにバジル、しそはカルシウムが豊富ですよ!

カルシウムを多く含む食品

妊娠中は、ママの持つカルシウムでお腹の赤ちゃんの骨や歯を形成します。
そのために、カルシウムは1日150mgが必要です。
出産後も、母乳を通して赤ちゃんにカルシウムが与えるので、妊娠・授乳期は、ママの身体や骨の健康のためにも普段より多くのカルシウム摂取しないといけなくなるのです。
そして意外なことに、分娩の時もカルシウムは大事な役割をしているのです!
それは「陣痛」に関係することです。
ご存知でしょうが、陣痛とは赤ちゃんを産みだすために、子宮が収縮することです。
この子宮の筋肉を収縮させるという「陣痛」はカルシウムが手伝っているとされています。

いかがでしたか?
鉄分を多く含む食べ物は手軽に入手できるものに多くあるような印象がありますね。
日頃の食生活にこれらの貧血に効く食べ物を積極的に取り入れていくようにしましょう。

カルシウムを過剰摂取すると、皮膚のかゆみや吐き気、便秘などを引き起こす高カルシウム血症を引き起こします。
それだけではなく、鉄・亜鉛・マグネシウムの吸収を阻害してしまいます。
過剰摂取には注意しましょう!

カルシウムの過剰摂取には注意

マグネシウムやリン、亜鉛なども骨をつくるのに必要な栄養素です。
特にマグネシウムは、カルシウムを吸収するうえで重要な役割を持つので、カルシウム2~3に対してマグネシウム1の割合で摂取るようにしてください。
ビタミンDもカルシウムの吸収率を高めます。
野菜類は、カルシウムの吸収を助けるクエン酸が含まれているお酢やレモンと一緒に摂るようにしましょう。

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